(台北 15日 中央社)台湾は15日、38年間続いた戒厳令(1949〜87年)が解除されてから30周年を迎えた。歴史的な節目となるこの日に、戒厳令時代の幕開けからその終結、今日までの民主化の歩みを振り返る。▽戒厳令時代の到来国共内戦に敗れ、中国大陸から台湾への移転を余儀なくされた、国民党率いる中華民国政府は、1949年に戒厳令を発令。同党による一党独裁の下、台湾の人々は不安と恐怖におびえた。▽「白色テロ」下での知識