転職や起業、結婚など、人生には転機になりうる節目がかならず訪れる。その時にどんな針路をとるかという決断は重大で、人によってはなかなか腹を決められないものだ。そんな時、自分のこれまでの人生を洗いざらい記憶の中から引っ張り出して、目の前に並べ、整理してみると、後悔のない決断をするのに役立つかもしれない。つまり「人生の棚卸」をするのだ。『神の味噌汁』(鬼頭誠司著、秀和システム刊)は、この「人生の棚卸し」