欧州を代表する秘宝館がその歴史に幕を閉じた。パリ市内北部、モンマルトルの丘の麓に位置するパリ・エロティズム美術館が11月4日に閉館した。理由は2015年11月にパリ市内で起きたテロ事件による観光客の減少だ。館内ではチベットのタンカ(仏画)、日本の春画といった古美術から現代アートまで、男女の秘所をモチーフにした工芸・芸術作品が保存・展示されていた。これら2000点を超える作品は一部を残し競売にかけられ、備品等も