戸塚啓コラム
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落ち着きのないJリーグの試合展開
何だか慌ただしい試合が多い。今シーズンのJ1である。たとえば、8節の横浜対神戸戦だ。57分に神戸が先制し、71分に横浜が追いつく。1対1…
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【戸塚啓コラム】継続性がもたらす強固なチーム力
このところ、「継続性」という言葉の意味を考えさせられる機会が多い。10節を終了したJ1リーグで、ベガルタ仙台が首位を走っている。開幕からの…
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【戸塚啓コラム】チェスカの復調には本田の活躍が不可欠
週末の欧州から伝わってきたトップニュースは、ドルトムントの連覇達成だろう。香川真司はチームの主力を担った。優勝を決めた一戦では、シーズン13…
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【戸塚啓コラム】香川が本来評価されるべきもの
日本人最多の五文字を、先週末から何度となく見かけている。香川真司がリーグ戦12ゴール目をマークし、欧州主要リーグでプレーする日本人としてはシー…
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“立ち返る場所”を見失ったガンバ
「5」ではなく「3」だったら、状況はまた違ったのだろうか。少なくとも印象は変わる気がする。ガンバ大阪がセホーン監督を解任した。開幕3連敗は…
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【戸塚啓コラム】U-23日本代表のウィークポイント
ゲームには流れがある。では、流れは何によって生み出されるのか。言うまでもなく、ボールの動き方である。ボールを支配していれば、少なくとも負…
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【戸塚啓コラム】若者たちが紡ぐ歴史が、日本を強くする
3月14日のバーレーン戦は、引き分け以上で五輪出場が決まるゲームだった。負けても僅差なら、首位を確保できそうである。条件はきわめて有利だった。…
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【戸塚啓コラム】サッカー観戦の小さな楽しみ
ミシェル・プラティニがいなかったら、僕はサッカーを好きになっていなかったかもしれない。サッカー専門誌が“ナポレオン”や“将軍”の代名詞で紹介…
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【戸塚啓コラム】日本サッカーの傲慢さが招いた敗戦
ゲームとは相対的なものである。自分たちの力を出し切ったからといって、必ずしも勝利をつかめるわけではない。本来のプレーができなくても、白星が転…
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【戸塚啓コラム】ウズベキスタン戦で期待されるジョーカー
2月24日に行なわれたアイスランド戦は、3対1の快勝に終わった。今年最初のゲームということもあり、ザッケローニ監督は「勝ってスタートしよう」と…
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[戸塚啓コラム]貫いたハードワーク
2月22日のマレーシア戦が終了した時点では、「ロンドン五輪出場に望みをつないだ」という表現が適切だった。敵地で4−0の勝利をつかんだものの、喜…
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【戸塚啓コラム】違和感を覚えるザックの選考
勇気とバランス──ザックことアルベルト・ザッケローニ監督が、就任直後から選手に求めてきたものである。2月17日に発表された日本代表のメンバー…
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【戸塚啓コラム】想定されていたはずの敗戦理由
負けてしまった以上、批判は免れない。選手、スタッフ、協会のすべてに責任がある。2月5日に行なわれた、ロンドン五輪最終予選のシリア戦だ。J…
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【戸塚啓コラム】J2の『J1昇格プレーオフ』と『残留争い』は白熱必至
2012年のJリーグは、J1よりJ2のほうが白熱するかもしれない。すでに決定しているJ1昇格プレーオフに続き、J2とJFLの間に昇降格が持ちこまれるからだ。…
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【戸塚啓コラム】高校サッカーを見て思う ″ミスはしっかり指摘する″ ということ
少なくとも5年以上前になるが、高校サッカーの中継で解説したことがある。とある地方の県新人戦決勝だった。生放送だったか、深夜枠のディレイ放送だ…
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【戸塚啓コラム】日本代表2011年総括(4)「最終予選突破のポイントは?」
ドイツW杯のアジア最終予選は、2005年2月9日の北朝鮮戦からスタートした。2試合目は3月25日のイラン戦だった。また、南アフリカ行きをかけた最終予選…
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【戸塚啓コラム】日本代表2011年総括(3)「1トップの適任者は誰か?」
2011年の日本代表は、15試合で32得点を叩き出した。1試合平均では2点を超える。得点者は以下のとおりだ。 1位 (8点): 岡崎2位 (6点): 香川3位 (4点): …
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【戸塚啓コラム】日本代表2011年総括(2)「3-4-3というオプション」
アジアカップ優勝、W杯3次予選突破と、2011年の日本代表はきっちり成果をあげた。本田が1試合も出場できず、長友や内田を欠くこともあった3次予選では…
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【戸塚啓コラム】日本代表2011年総括(1)「不敗記録が途絶えた意味」
11月15日に行なわれた北朝鮮戦で、ザッケローニ監督就任後の不敗記録が17試合で途切れた。W杯3次予選突破後のゲームであり、何人かの主力を温存しただ…
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【戸塚啓コラム】スポーツマンシップとインプレー時間
12月25日に行なわれた、全日本大学サッカー選手権の準決勝を取材した。「インカレ」と呼ばれるこの大会を取材するのは、ほぼ20年ぶりになる。 ゲーム…