戸塚啓コラム
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【戸塚啓コラム】バルセロナ、その強さの裏にあるもの
物凄いゲームを見てしまった、というのが率直な感想である。日本時間の11月30日早朝に行われた、バルサ対マドリーのクラシコだ。バルサの攻撃力はケタ…
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【戸塚啓コラム】2強撃破の原動力となった永井謙佑
ひとつ上のレベルへ到達する準備が整った、と言えるだろう。広州アジア大会で史上初の金メダルを獲得したU−21日本代表である。準決勝で対戦したイラ…
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【戸塚啓コラム】結果優先は正しい
ふたつの思いが沸き立つ勝利だった。11月23日に行なわれた、アジア大会準決勝のイラン戦である。良く勝ったな、というのが率直な感想だ。イランは23歳…
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【戸塚啓コラム】ここから応用力が試される
広州アジア大会に出場しているU−21日本代表は、予定どおり準決勝まで勝ち残っている。5試合を終えて14得点無失点は見事だが、決勝トーナメント1回戦…
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【戸塚啓コラム】U-21代表に求められるレベル
広州アジア大会に出場しているU−21日本代表が、グループリーグを3戦全勝で突破した。日中関係との関連で大きく騒がれた中国戦に3−0で快勝したチ…
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【戸塚啓コラム】あと一歩足りなかった本田の決定機
アルゼンチンを1−0で退けたゲームに続いて、10月12日の韓国戦はポジティブな印象を残した。アウェイでのスコアレスドローは、守り抜いた結果ではな…
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【戸塚啓コラム】松井大輔のハイレベルな駆け引き
1−0で勝ってもおかくしないゲームだった。10月12日にソウルで行われた、韓国との親善試合である。76分、長谷部誠の極上のラストパスから、松井大輔…
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【戸塚啓コラム】無条件で称賛してはいけない −アルゼンチン戦レビュー(2)
10月8日のアルゼンチン戦は、二つの要因が日本を勝利へ導いたと思う。南アフリカW杯で16強入りの裏付けとなった日本のディフェンスと、アルゼンチン…
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【戸塚啓コラム】国内親善試合の歯がゆさ −アルゼンチン戦レビュー(1)
1992年のキリンカップで初めて対戦したアルゼンチンは、本物の強さを実感させてくれた。バティストゥータの決勝ゴールは紛れもないワールドクラス…
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【戸塚啓コラム】代表の可能性を拡げる長友のラストパス −グアテマラ戦レビュー(2)
来たか、という感じだった。9月7日に行われた、グアテマラ戦の先制ゴールの場面である。ゴールを決めた森本ではない。アシストを記録した長友だ。08…
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【戸塚啓コラム】似て非なる積極さと高慢さ −グアテマラ戦レビュー(1)
勝利はおよそ二つに分類される。内容の伴った勝利と、結果だけが評価される勝利だ。ホームのテストマッチに求められるのはどちらか。内容の伴った勝利…
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【戸塚啓コラム】物足りなかったディティールの精度 −パラグアイ戦レビュー(2)
日本対パラグアイ戦の公式記録によれば、両チームのボール支配率は47パーセント対53パーセントとなっている。パラグアイが序盤から上回っており、前半…
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【戸塚啓コラム】流れを生み出す工夫 −パラグアイ戦レビュー(1)
負けたくない気持ちのぶつかり合いだった南アフリカ・ワールドカップの対戦に比べれば、どちらのチームも攻撃的な姿勢を感じさせた。香川真司の決勝ゴ…
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【戸塚啓コラム】パラグアイ戦の意義は、リベンジではない
9月4、7日のキリンチャレンジカップに臨む日本代表のメンバーが、新監督不在のまま8月27日に発表された。ワールドカップ明けの第一戦となるメンバ…
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【戸塚啓コラム】″日本化″はできなかった
4年前に時間を巻き戻してみたい。ドイツW杯でグループリーグ敗退に終わった2006年6月26日、ジーコが代表監督退任にあたって会見に臨んだ。敗因…
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【戸塚啓コラム】コンセプトの徹底
怖かった、と岡田武史監督は語った。「最初に引き受けた時点で、キリンチャレンジを2試合やって、タイとのW杯予選だと。予選なわけですよ。ムチャク…
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【戸塚啓コラム】″脱オシム″への道
悪くない滑り出しだったと記憶している。2008年1月、僕は鹿児島県指宿市を訪れていた。岡田武史監督のもとで再スタートを切った、日本代表のキャ…
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【戸塚啓コラム】オシム時代のベストマッチ
イビチャ・オシムのもとで戦った日本代表の、ベストマッチをあげろと言われたら──すぐに思い浮かぶのは、2007年7月のUAE戦である。もっとい…
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【戸塚啓コラム】オシムの取組み
23分の4、なのである。改めて調べてみると、わずか4人しかいなかった。2006年8月9日に行われたトリニダード・トバコ(T&T)戦に招集された…
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【戸塚啓コラム】消えていった「コンセプト」
南アフリカW杯が近づくにつれ、岡田監督の語録から消えていったフレーズがある。ひとつや二つではなくいくつかあるのだが、僕自身が真っ先に思い浮か…