世界はサイバー戦争まっただ中! 危険を実感できるリアルタイム脅威マップ2本

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個人情報の漏洩にオンラインバンクの不正送金……等々。今年も日本のインターネットは危険だった。しかし、世界のインターネットはもっと危ない。今回紹介する2つのマップを見れば、それが実感できるだろう。自分の身は自分で守るためにも、改めてインターネットの脅威を体感してみよう。

●金銭や個人情報をねらった悪意ある攻撃が増加
セキュリティ企業のマカフィーは、日本における2014年度の10大セキュリティ事件ランキングを発表している。次がその結果だ。

1.ベネッセ、顧客情報が大量流出
2.振り込め詐欺/迷惑電話による被害
3.LINEの乗っ取り被害
4.大手銀行のネットバンキングを狙う不正送金ウィルス
5.大手金融機関やクレジットカード会社をかたるフィッシング
6.iCloudで海外セレブの写真やセルフポートレートが流出
7.JALマイレージwebサイトに不正アクセス
8.JR東日本「Suicaポイントクラブ」に不正ログイン
9.Flash Playerに脆弱性
10.OpenSSLの脆弱性(Heartbleed)

3位のLINE乗っ取り、4位のネットバンキングの不正送金、5位のクレジットカード会社のフィッシングなどは、インターネットを介した金銭目的の犯罪だ。残念ながら、こうした傾向は年々強まっている。我々の生活に欠かせないインターネットだが、その危険度は年々か高まっているのが現実のようだ。

●世界の脅威をビジュアルで表現すると……
では、世界はどうかというと、日本以上に危険な状態だ。最近であれば、売上高全米5位の小売業者であるターゲット社の事件が有名だ。2013年末に同社のシステムがサイバー攻撃を受け、4000万人分のクレジットカード情報と7000万人分の顧客情報が流出した。つい最近も、ソニー・ピクチャーズの新作映画がファイル共有サイトに流出したことがニュースになった。

こうしたインターネットの危険性を体感するなら、米セキュリティ企業のNorse社が公開しているサイバー攻撃のリアルタイムマップ(http://map.ipviking.com/)をながめてみよう。これは、世界のどこからどこにサイバー攻撃が行われているかをリアルタイムに表示する地図だ。セキュリティ対策ソフトで知られるカスペルスキーも、同様の地図を公開している。こちらは、カスペルスキーのソフトを使っている世界中のユーザーへの攻撃を視覚化したものだ。

どちらも、美しいビジュアルとは裏腹に、じっとながめていると、背筋が寒くなってくる。世界はサイバー戦争まっただ中なのだと実感できる。ホント、どうしたらいいんだろうか……。


【画面1】米セキュリティ企業のNorse社が公開しているサイバー攻撃のリアルタイムマップ(http://map.ipviking.com/)、どこからとこに攻撃が行われているかがわかる。



【画面2】カスペルスキーの脅威マップ(http://cybermap.kaspersky.com/)。カスペルスキーのソフトを使っている世界中のユーザーへの攻撃を視覚化したものだ。


2014年の10大セキュリティ事件ランキング
米Targetの情報漏えい、7000万人分の個人情報も発覚 業績に重大な影響
ソニー・ピクチャーズ、新作映画がファイル共有サイトに流出か--ハッキング被害を受け


井上健語(フリーランスライター)