「青」は国民党、「緑」は民進党

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(台北 28日 中央社)台湾で29日、「過去最大規模」とされる統一地方選挙が投開票される。各地方自治体の首長や議員など、9種の公職に就く者(定数約1万1000人)が同日に選ばれるのは、今回が初めてで、これまでの勢力図が塗り替えられるか注目を集めている。

現在、6直轄市を含む全22県・市のうち、最大野党・民進党が抑えているのは、南部を中心とした6県・市のみ。だが、相次ぐ食品安全問題などで政権への批判が高まっていることもあり、7〜10を目指す民進党に対し、与党・国民党は現有15県・市の3分の1を落とすとの観測も出ている。

関心が集まる6直轄市のうち、首都にあたる台北市で無所属の柯文哲候補が、与野党最大の激戦区とされる台中市では民進党候補の林佳龍氏がそれぞれ善戦し、国民党4民進党2の構図を崩す可能性が浮上している。

(編集:羅友辰)