モウリーニョ監督、「雰囲気が悪い」と批判した本拠地のファンに謝罪

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 チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が22日、 本拠地スタンフォード・ブリッジで行われたウェスト・ブロムウィッチ戦に2−0で快勝した直後、自身が以前に「ホームの雰囲気が悪い」と批判したファンに対して謝罪した。22日のイギリス紙『デイリーメール』などが報じた。

 モウリーニョ監督は1日にホームで行われたQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)戦(2−1でチェルシーが勝利)の直後、「まるで無観客のスタジアムでプレーしているようだ」などと、ホームファンを批判していた。

 この批判がチェルシーファンを刺激したのか、モウリーニョ監督は感心した様子で次のように話した。

「雰囲気は大きく改善された。私はもうファンについて何も言いたくない。彼らは勝利のために監督である私の給与を払ってくれている。私は数週間前のコメントをすまなく思う。ファンが見せた違いには驚いているよ」

 一方、同監督は今シーズン無敗の12連勝でリーグ首位を快走する現在のチームについて、「全てを勝ち取ったチームと何も勝ち取った事の無いチームを比較することはできない。今のチームは何も勝ち取ったことが無いし、このチームは新しい。チェルシーの一時代は2年前に終わった。偉大なチームとして知られるには、今の選手たちは勝たなくてはならないし、美しいサッカーだけを求めてはならない。タイトルを勝ち取らなければならないし、それができれば、比較できるだろう」と語った。

 チェルシーは、25日にチャンピオンズリーグ・グループステージのグループG第5節でシャルケと対戦し、29日にはプレミアリーグ第13節でサンダーランドと対戦する。