理由に感動―ゴミ箱の中で生活する大学教授

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世界には変わった住居がたくさんありますが、それなりの財産を持っていて良い暮らしができそうなのにあえてそのような暮らしを選ばない人もいます。

アメリカのオースティン大学で教授をつとめているウィルソンさんは、何とゴミ箱の中で生活しています。

このゴミ箱は大学の女子寮の裏に設置されており、大きさは3メートル四方なのだそうです。

広い大学などで良く見かけるコンテナータイプのゴミ箱です。

教授がゴミ箱で生活を始めたのはプロジェクトの一貫で、たくさんの物を持たなくても幸福に暮らせるということを学生たちのみならず、アメリカ中の若者に伝えたいという思いが込められています。

ゴミ箱に引っ越しする前はたくさんの物に囲まれていた教授でしたが、持っているものをほとんど売り払い、必要最低限のものをゴミ箱の家に置きました。屋根はソーラーパネルを使用しているので電気も使えるようになっています。

床にはふかふかの絨毯、壁にはおしゃれなタペストリー、植物も飾ってあります。

とてもゴミ箱とは思えないような素敵な部屋ですが、トイレだけはないので今は大学のトイレを使用しているそうです。

お金がたまったらトイレとシャワー室を設置する計画なのだそうです。

学生たちは彼のことを「ゴミ教授」と呼び始めてしまったそうですが、それに負けることなく持たないことの豊かさがプロジェクトを通して多くの人に伝わるといいですね。

Meet Professor Dumpster, the American College Professor Who Lives in a Dumpster
http://www.odditycentral.com/news/meet-professor-dumpster-the-american-college-professor-who-lives-in-a-dumpster.html