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日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」はこのほど、台風シーズンを迎えるにあたり、「台風が接近してから気をつけること」についての情報を公開した。

台風が接近すると、たとえ身近で自分ではよく知っていると思われる場所でも、普段とは全く異なる状況になることがある。以下に台風が接近している最中は避けたほうがよい行動をまとめた。

用水路・海岸の見回り

水かさがどのくらい増したか確認するために用水路などを見回る人も見られるが、同サイトでは「絶対にやめましょう」と呼びかけている。増水した用水路は道路との境目が分からなくなり、足を取られる恐れがあるためだ。波打ち際や防波堤など海岸周りでは高潮の恐れがあるため、「海岸の見回り」も避けるべき行為として挙げている。

屋外の作業

風雨の勢いが強くなり、風速20m/s以上の非常に強い風の中では、人は何かにつかまっていなければ立っていられない状況になる。暴風や突風にあおられて転倒する可能性があり非常に危険なため、屋外での作業も中止しておきたい行動のひとつと言える。

夜間の運転

台風が接近している間は、大雨や強風による事故に巻き込まれないように、なるべく外へ出ないようにすることも大切だという。特に見通しが悪くなる夜間は危険だ。また自動車も20?/h以上の降水量でワイパーが機能せず、ブレーキが利かなくなる(ハイドロプレーニング現象)可能性があるため、車の運転も注意が必要となる。

SNSのための写真撮影

そして、大雨・暴風の中、SNSへの投稿のために危険な場所へ写真を撮りに出掛けることは控えようとも呼びかけている。

同サイトでは、大規模な災害が想定される場合には、一人ひとりが「自分たちの身は自分たちで守る」という意識を持つことが重要であるとしている。たとえ、避難勧告が出ていなくても、早めに安全な場所へ避難するなど防災意識を高めておくことが必要だ。

(フォルサ)