前年覇者のイ・ボミ、大会連覇へ向け好発進!(撮影:岩本芳弘)

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<日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 初日◇11日◇美奈木ゴルフ倶楽部(6,645ヤード・パー72)>
 国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」が兵庫県の美奈木ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。今年で47回目を迎える歴史のある大会だが、連覇を達成したのはこれまで“レジェンド”樋口久子のみ。2人目の達成を狙う昨年覇者のイ・ボミ(韓国)は首位と2打差の9位タイと好位置につけた。

 この日、イはインコースからスタート。11番パー5でバーディを先行させると、続く12番パー3では何とホールインワンが飛び出す。これには「入るところは見えませんでした。期待してもいませんでした」と本人もびっくり。上田桃子ら同組の選手とハイタッチを交わし喜びを分かち合った。
 イはジュニア時代に2回、プロ転向後は練習ラウンドで1回エースを達成しているが、試合では今回が初めて。「難しいホールかな、と思っていたので嬉しかったです」と喜んだが、「あんまり気持ちがアップにならないように我慢しました。集中力が落ちてしまうので」と心に波風を立てないようその後は冷静にプレー。その後も1つスコアを伸ばし、一時は首位に立つ。
 しかし、後半は強くなってきた風に翻弄され、3番でボギー、4番でダブルボギー、6番でもボギーとずるずるとスコアを落としてしまう。終盤の8番パー3でティショットを4番ユーティリティで2メートルにつけバーディを奪取。何とかこの日は1アンダーとして激動の初日を終えた。
 後半でスコアを落としてしまったが、「アンダーでラウンドできてよかったです」と笑顔を見せたイ。「今週は2連覇を目指します!明日からまた頑張ります」、出入りの激しいゴルフとなったが、試合で初のエースとあって最後まで笑顔が絶えなかった。
 報道陣の対応のあとは行列をつくったファンのためにサインに応じたイ。すっかりツアーの人気者となった韓国の美人プロ、明日も大声援を背に連覇へ向け歩みを進める。
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