明確だったアギーレ監督の発したメッセージ
守備を固めてボールを奪い、大切につなぎながらも早い攻撃をするという監督のコンセプトはハッキリとしています。そのサッカーを実現するため、「バランスの取れた選手」を求めるということですから、攻撃だけが優れている選手ではなく、守備のしっかり出来るプレーヤーが選ばれるでしょう。特に球際で戦える、ボールを奪いに行く、アグレッシブなプレーをする選手が好みのようです。
ザッケローニ監督の時代は良くも悪しくもメンバーの固定化が進んでいました。ですが、アギーレ監督は「切磋琢磨するチーム」を作ると明言しています。きっと常に選手間の競争意識を煽るようなチーム作りを行うのだと思います。若手やこれからの選手には大きなチャンスが広がっているはずです。
そして競争を大事にすると明言したことで、「選手は常に100パーセント以上の力を発揮しないと代表チームには残っていけない」という強烈なメッセージを、アギーレ監督は発信したと思います。
9月からアギーレ監督の采配はスタートします。年内は勝敗にこだわらず、いろいろな選手をテストしてほしいと思います。ただ、12月まで視察すれば、気になる選手はほぼ見られるはず。だったら来年には監督のお手並みが拝見できるでしょう。2015年1月のアジアカップまでに監督がどこまで新しいスタイルのチームを作り、どんな成績を出すか。それを楽しみにしたいと思います。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
