15周年のキービジュアル。太一とヤマトの凛々しい立ち姿。(c)本郷あきよし・東映アニメーション

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スクリーンに映し出されたのロゴとともに、カウントダウンがはじまる。
数字が「0」を表示した後、聞こえた声───。

「デジモン進化 15周年ーー!」

1999年3月に放映を開始したテレビアニメ「デジモンアドベンチャー」。
生誕15周年を記念した「デジモンアドベンチャー 15th Anniversary Event」がお台場で行われた。

声の正体は、主人公・八神太一のパートナーデジモン「アグモン」。

会場のボルテージが一気にヒートアップしたところで、宮崎歩が登場。
さらなる歓声に包まれる中、「brave heart」を歌う。

会場のお客さんはもう総立ちで、
デジモンへの愛がしょっぱなからダダ漏れですよ!

イベントの司会を務めたデジモン大好きというアナウンサーの松澤千晶は、あまりの感激ぶりに涙を流しての登場です。
どんだけ好きなんだ、という突っ込みはさておき、和田光司、AiMも加わってのトークショーがスタート。

宮崎「デジモンは兄弟や家族の絆が描かれていて、みんなで冒険していて何かを成し遂げるところがいいんです」
和田「パタモンがエンジェモンになるとき、一気に好きになりましたね」
AiM「友情や愛情、いろんな良さを待っている作品です。私もそうなんですが、アニメでのレギュラー初作品だったという人も多かったので、みんなで成長した作品です」

そこへアグモン役・坂本千夏、ガブモン役・山口眞弓が登場。
AiMは太刀川ミミ役・前田愛となって、思い出のあるシーンを語ります。

前田「最終回です。実は取材か何かで東映さんへ行ったとき、ちょうど最終回の絵コンテ作業中だったんですよ。シリーズディレクターの角銅(博之)さんに『最終回はミミが主役だから!』と言われて。オンエアを観たら『Butter-Fly』のアコースティックが流れていて、すごく良かったです」
和田「ディレクターにアカペラも作っておこうと言われていて、まさかここで使うのか
って思いました。アカペラが奇跡のワンシーンを生みました」

山口「私はガブモンがヤマトを説得しているシーンです。アフレコではとにかく一生懸命やって、後から観たら『すごくいいヤツだ!』と自画自賛しましたよ(笑)」

坂口「コロモンと太一の出会いですね。登場人物とパートナーデジモンそれぞれの出会いを大事に描いてくれていたのが良かったです」

話しはじめると、裏話が出てきたり、アツい思い出がとまらなかったり。
声優陣も歌い手も、デジモン愛にあふれています。
お客さんも含めて、みんながひとつの作品への愛情をたしかめあっている感じ、イイ!

この後、15周年を記念してバンダイから発売される「デジモンアドベンチャー デジヴァイス Ver.15th」の詳細を発表。
当時は完全体までの収録だったが、この最新バージョンでは究極体も補完されているとのこと。
なんで収録できなかったのかって……それは単純に時間の都合だったそうです。
たしかに、おもちゃの生産には時間がかかるものですから。

そしておまちかねの2回目のライブタイム

AiMが歌うのは「keep on」。
「一緒に盛り上げてー!」というAiMの声もあって、
会場が一体となって「ラララ」を一緒に大合唱。

次はデジモンといえば……!の和田光司が登場。
「ターゲット〜赤い衝撃〜」「Butter-Fly」を力いっぱい歌い上げる。
お客さんも「Butter-Fly」では全員一緒に最初から最後まで歌っていました。

みんな、どんだけデジモン好きなの!

ライブの後はアグモンが登場。
「デジモンアドベンチャー 15th Anniversary Project」の発表です。

まずは発売中のCD情報から。
「DIGIMON MOVIE SONG COLLECTION
劇場8作品、初のベスト版で、全22曲収録されています。

バンダイダムコより発売されるPS Vitaのゲームソフト
「デジモンストーリー サイバースルゥース」
のプロモーション映像が流れます。

ここからが、イベント初出の2大情報。

「デジモン THE MOVIE Blu-ray Box 1999-2006」
1999年〜2006年に「東映アニメフェア」で公開された全8作品のブルーレイが2015年1月発売。

特典には「デジモン アドベンチャー ぼくらのウォーゲーム」のサウンドトラックCDのほかに、イベント用映像2作(「デジモンアドベンチャー デジモングランプリ」「デジモンセイバーズ デジタルワールド危機イッパツ!」) をブルーレイ3D収録したボーナスディスクがつきます。

「デモジンアドベンチャー 15th Anniversary Blu-ray Box」
デジタルリマスター版のテレビシリーズ全54話が初のBlu-ray化。
初回生産限定特典には、新作スペシャルドラマCD、描き下ろしのアートBOXなどがつく。
これは初回を手に入れるべし。2015年3月3日発売。

「きゃーーー!」「おおおー!」と悲鳴と興奮が入り交じった歓声、飛び交ってました。

休憩後、「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」の上映。
大画面で観れるのは嬉しい限り!
映画が終わると、スクリーンに文字と映像が映し出される。

あの夏休みから、15年───

もしも、デジタルワールドに行かなかったら。

みんなと一緒に旅をしなかったら。

僕たちは、今の僕たちじゃなかった。

いつだってデジモンがいてくれたから。

仲間がいてくれたから。

助け合う大切さを知ったから。

僕たちは、自分らしくいられたんだ。

世界中の“選ばれしこどもたち”へ贈る

新たなる物語

八神太一、17歳、高校生。

2015年春「デジモンアドベンチャー」新シリーズ製作決定

今、再び冒険が進化する───

「きゃああああああああああ」という叫び声とともに泣き出す人が続出!!
このPVにも感動したけど、ファンのアツさにも涙をもらいました。
とにかくアツかった、感動した、涙した。

今後の詳細はオフィシャルサイトにて随時発表するそう。
サイトを訪れると、卵をナデナデしたり、タイピングゲームで遊ぶ事もできます。
これから変化していくと思われます。何が怒るのか楽しみです。
ちなみに「Butter-Fly」も流れる仕様になっているので、遠慮なく音を上げておいてください。
いまからも来年も、デジモンに要注目です。
(小林美姫)