日本人の死因Top5!「1位 悪性新生物」―ところで、新生物って何?
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医療技術が進歩しているため、人間の寿命は伸びる傾向にあります。人間は200歳まで生きられるようになるかも……という話もあるそうです。では、死因についてはどうなっているのでしょうか。日本人の死因に関する統計データがあります。
厚生労働省の日本人の死因に関する統計データによると、日本人の死因Top5は以下のようになります。
■日本人の死因Top5
第1位 悪性新生物……死亡数:360,790人
第2位 心疾患……死亡数:198,622人
第3位 肺炎……死亡数:123,818人
第4位 脳血管疾患……死亡数:121,505人
第5位 老衰……死亡数:60,669人
厚生労働省の分類によると上記のようになります。
「悪性新生物って何?」と思われるかもしれません。これはいわゆる「がん」のことです。第2位の「心疾患」には「心筋梗塞」などが含まれます。
第3位は「肺炎」ですが、お医者さんによりますと、他の病気から最後に肺炎を発症して亡くなる方も多いとのこと。また、高齢者の場合、肺炎の症状があまり見られない場合もあって、お医者さんにかかるのが遅くなりがちなのだそうです。
第4位は「脳梗塞」などを含む「脳血管疾患」です。これは僅差で第4位となっていますので、第3位の「肺炎」と同じぐらい注意しなければならないと考えた方がよいでしょう。
この厚生労働省の死因データには、深刻な数字があります。それは若者の死因に関するものです。その部分を取り出してみましょう。
■年齢別の死因第1位 「自殺」が深刻!
15-19歳 第1位 自殺……死亡数:509人
20-24歳 第1位 自殺……死亡数:1,277人
25-29歳 第1位 自殺……死亡数:1.587人
30-34歳 第1位 自殺……死亡数:1.586人
35-39歳 第1位 自殺……死亡数:1,993人
5歳階級で見ると、15-39歳では、死因の第1位が「自殺」なのです。これはかなり深刻な数字といえるのではないでしょうか。
ちなみに、その上の年齢でも、
40-44歳 第2位 自殺……死亡数:2,162人
45-49歳 第2位 自殺……死亡数:2,214人
40-49歳では死因の第2位が「自殺」なのです。
日本は、「自殺」に対する対策をもっとしなければいけないのかもしれません。
⇒データ出典:厚生労働省「平成24年 人口動態統計 月報年計(概数)の概況」による
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai12/dl/gaikyou24.pdf
(高橋モータース@dcp)