アップル、OS X 10.9.2 のアップデートで Mac の脆弱性を解消

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Mac ユーザーは早急にシステム・アップデートを行うことが推奨されている。

アップルは今週火曜日(米国時間)に OS X 10.9.2 をリリースした。このアップデートは、Mac コンピューターが Wi-Fi またはセルラー経由でウェブサイトに接続する手法に関する重大なセキュリティの脆弱性を解消するものだ。

OS X 10.9 Mavericks のユーザーは、セキュリティー上の弱点を一掃するため、早急に 10.9.2 にアップグレードすることが推奨されている。アップルはまた、Lion (OS X 10.7) や Mountain Lion (OS X 10.8)のユーザーもアップデートを行った方が良いと勧めている。

この不具合はどうやら、安全な情報を送信するために使用されているアップルの SSL/TLS 検証プロトコル内に書かれた一行の間違ったコードによって引き起こされたものらしい。悪意のあるハッカーはこれを利用してアップルの Safari ブラウザからデータを傍受、改変していたようである。同様の問題が iOS デバイスでも発生しており、こちらは先週の金曜日にリリースされた iOS 7.0.6 によってパッチが適用された。その際アップルは、OS X 10.9 以降の Mac コンピューターに対しても「早急に」対応すると約束していた。

この緊急のバグ修正に加え、OS X 10.9.2 ではオペレーティング・システムの改良も多数行われている。例えば Mac 用の FaceTime オーディオ関連機能、iMessage の送信者別ブロック機能、FaceTime の通話中着信サポート、オートフィル機能の強化、その他のバグ修正などが行われた。

画像提供: David Bueso(Flickr より)

Dave Smith
[原文]