羽生結弦SP楽曲「パリの散歩道」に人気が集まっているという(撮影:フォート・キシモト)

写真拡大

日本時間15日、ソチ五輪フィギュアスケート男子個人で羽生結弦が金メダルを獲得。今大会初となる日本勢の金メダルに深夜の日本列島は歓喜に酔いしれた。

金メダル最有力候補の一人として、今年に入ってからは特に多くのメディアが羽生の一挙手一投足を伝えてきたが、金メダルを獲得したことでも、今後も当分は羽生ブームが続きそうだ。そんな折、フリープログラム前日となる14日、TBS「NEWS23」では「羽生選手 使用楽曲が人気に」と題し、羽生人気が及ぼした音楽サービスへの影響を伝えた。

羽生がショートプログラムで使用する楽曲「パリの散歩道」は、故ゲイリー・ムーア氏の代表作の一つ。同番組では、2月に入ってから「パリの散歩道」のgoogle検索回数が急上昇、音楽ダウンロードサービスdwango.jpにおけるダウンロード数(フル)も先月比40倍と報じ、番組にコメントを寄せたドワンゴモバイルの担当者も「スポーツ選手の活躍に合わせて、ここまで伸びるのが10年ぶりくらいになりますよね。だいぶ社内でも驚きの声が挙がっています」と語っている。

VTRが流れると、スタジオで解説を務める村主章枝は、「(選曲は)本人の好みだけでなくて、振付師さんとの話し合いのもとに決まる。なので、振付師さんの影響というか、こういうスタイルでいったらいいといったアドバイスも含まれています」と選曲を選定する経緯を説明。「パリの散歩道」については「弦楽器というものは、スケートの伸びやかな演技にマッチしている。細かいリズムは細かいビートを刻まなくてはいけない。フィギュアスケートにとっては難しい。伸びがあるこのような曲だと表現し易い。今現在は曲の中に“曲の解釈”という評価が含まれる。ジャッジの方に曲のコンセプトが分かり易いというのも好まれる。複雑な曲にするとジャッジの方も分かり難いので」と語った。