連覇に王手をかけたL・ドナルド、明日はどこまで伸ばすのか(撮影:米山聡明)

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<ダンロップフェニックス 3日目◇23日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 予選ラウンド2日間に比べて風も穏やかなコンディションとなったムービングサタデー。ディフェンディングチャンピオンが淡々とそして鮮やかにアクセルを踏んだ。「ダンロップフェニックス」の3日目。首位タイからスタートしたルーク・ドナルド(イングランド)が6バーディ・ノーボギーの“65”を叩きだし、トータル9アンダーで大会連覇に王手をかけた。
松山英樹、ドナルドに見せつけられた世界との差
 最終組の1つ前でスタートしたドナルドは、5番でバーディを先行させると、6番パー3では約7メートルを沈めて連続バーディ。さらに、続く7番パー5もバーディとして序盤から抜け出してトーナメントをリードした。後半も13番でバーディ。14番は約5メートルのパーパットを残すこの日唯一のピンチを招いたが「グレートパットだった」と粘り強く沈めると、16番、17番の連続バーディにつなげて見せた。
 ショットは大会を通じて好調ながら、松山英樹らと回った初日はパッティングが決まらず2オーバー。483ホール連続3パットなしという驚異の世界記録を持つ名手がチャンスをことごとく外し続けてノーバーディ。フラストレーションばかりが募った。
 それでも、初日終了後にパッティングフォームをビデオに撮ってコーチのパット・ゴス氏にアプリで送信。即座にチェックを受けると「右手がかぶっていて、肩がオープンになっていた」と問題点が判明。それを修正した2日目以降は本来のパッティングを取り戻しバーディを量産した。
 2打差の2位に金亨成(韓国)がいるとはいえ、その表情には余裕すら漂っている。多くの選手が苦しむコースには「風が難しいし、グリーンはオーガスタかそれ以上に速い」と警戒したが、「ここは自分の持ち味がだせるコース」と相性の良さも自覚している。「自分のゴルフにも良い影響あるので、今夜はジドリ、宮崎ビーフを食べて明日に備えたい」。思うような成績が残せなかった2013年。宮崎を最高の思い出にしてみせる。
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