デザインオフィスnendoがカーキャリア「Terzo」のイメージ刷新

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 自動車部品メーカーPIAAが、国内外で数多くのプロジェクトを手がけるデザインオフィスnendo(ネンド)を起用してカーキャリアブランド「Terzo(テルッツォ)」のリブランディングした。これを記念して、nendoとコラボレーションした新しいルーフボックス「symmetrick(シンメトリック)」が12月に発売される。

nendoが車のルーフボックスをデザインの画像を拡大

 「Terzo」は、ワゴン車やSUVにキャリアを積んでスキー場や海に向かうことが憧れのライフスタイルと言われていたアウトドアスポーツブーム黎明期の1983年に誕生。スキーやスノーボード、ウインドサーフィン、オートキャンプといったブームの盛り上がりとともに売上を伸ばしてきたが、デビューから30年を迎える今年、価値観やライフスタイルの変化に伴い多様化する現代のアウトドアシーンに向けて新たに「symmetrick」を発表した。これまでのルーフボックスが「疾走感」などを表現してきたのに対し、佐藤オオキが率いるnendoは前後左右ともに対称形(=symmetry)という「スローライフ」や「親しみやすさ」を生むデザインを取り入れたのが特徴。新ルーフボックスは、発売に先駆けて10月23日から11月4日まで代官山で開かれるnendoの展覧会「blue rooms」で展示される。

 今回、nendoは「symmetrick」以外に「Terzo」のシンボルやロゴマークも一新し、全ての製品パッケージや販促物を対象にリニューアルを実施。かつてのアグレッシブなアウトドアのイメージを押し出した世界観から、若者の車離れに伴って親近感と清潔感のあるデザインに仕上げている。

■Terzo
 http://www.piaa.co.jp/products/car/terzo/