グッチの印刷物再利用した巨大オブジェ 新宿で限定展示

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 「GUCCI(グッチ)」が、俳優・映画監督の伊勢谷友介氏が代表を務めるREBIRTH PROJECT(リバース・プロジェクト)とコラボレーションしたエキシビジョン「全動説 Meoncentric theory」展をスタートした。会場となるグッチ新宿3階のイベントスペースには、「GUCCI」の印刷物を再生素材として利用した巨大オブジェ「Meoncentric Model」が出現。時代の変遷と進化の過程でもたらされてきた本質と現実のギャップをテーマに、REBIRTH PROJECTの視点から「現代の地球像」が表現されている。

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 「全動説 Meoncentric theory」展は、地球と社会のための活動をクリエイティブな視点で考察・実行するREBIRTH PROJECTと、社会と環境のサスティナビリティを追求している「GUCCI」の企業理念が合致したことから実現した。展覧会のタイトルに使用されている「全動説」は、社会や価値基準が全て動的な状態であるという仮説から、観念的に地球を表した造語。情報インフラの急速な発達と浸透により、変化する人類の状況と価値観を再考したインスタレーションを通じて、現代社会の多元的な広がりと未来の無限の可能性を体感できる。

 アートディレクションは、アーティストの藤元 明が担当。全長36m、8の字型の「Meoncentric Model」は、照明を落とした空間の中心に宙に浮いているかのように展示されている。チューブ状のオブジェクトの中では複数の光源と音源が走り、「GUCCI」の印刷物を再利用した細かいマテリアルが光の影となって空間の壁や床、天井を複雑に照らしていく。また、会場にはレーザープロジェクションにより、光の線で描き出される絵画作品を展示。一定の形を留めない「全動説」のコンセプトが表現されている。

■REBIRTH PROJECT 「全動説 Meoncentric theory」展
会場:グッチ新宿 3階イベントスペース
    新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル
会期:2013年9月14日(土)〜10月6日(日)
   110:0 - 20:00 ※入場無料・会期中無休
GUCCI公式サイト:www.gucci.com
リバースプロジェクト公式サイト:www.rebirth-project.jp