ツアー初の快挙を達成したアン・ソンジュ(撮影:ALBA)

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<ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日◇1日◇桂ゴルフ倶楽部(6,480ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「ニトリレディスゴルフトーナメント」の最終日。首位と2打差の2位タイからスタートしたアン・ソンジュ(韓国)が7バーディノーボギーの“65”をマーク。トータルスコアを11アンダーまで伸ばし逆転で大会連覇、そして同時に「CAT Ladies」からの2週連続優勝も達成した。これはツアー制度施行後では史上初の快挙となる。

 最終日のアンは序盤から猛チャージ、前半4つのバーディを奪って早々に首位に踊り出る。アンがハーフターンしたところで、10番ホールでイーグルを奪ったテレサ・ルー(台湾)が首位に並びかけたが、アンも負けじと10番でバーディ。さらに12番、14番とバーディを重ねて後続を引き離したアンはトータル11アンダーでホールアウト。結局、2位のルーに2打差をつけて逆転での優勝を果たした。
 先週の「CAT Ladies」でも最終日のビッグスコアで逆転優勝を果たしたアン。「先週も最終日良かったですけど、ボギーがありました。今週はノーボギーのゴルフができたことが嬉しい。最高の1日でした」と最終日のプレッシャーの中でノーボギーでラウンドできたことを1番に喜んだ。
 今回の優勝により、アンの賞金ランクは6位に浮上。「(今の順位に)十分満足しているけど、ゴルフに対する自信はすごい戻りました。この後もメジャーで勝てればベスト5にはは入れると思います」と本人は謙虚に話したが、ここ2試合で見せたアンの強さを考えれば賞金女王レースに最後まで絡んでくることは想像に難くない。
 今季序盤は逆流性食道炎やゴルフの不調で一時は「ゴルフを止めたい」とまで考えるようになったアン。しかし、この2週連続優勝で“女王”は完全復活を果たした。次週は「ゴルフ5レディス」にて3週連続優勝&2週連続大会連覇という前人未到の大偉業に挑戦する。

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