まるでドクター! ジョン・マルコヴィッチが路上で血まみれの老人を救助する

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善人から悪人までどんな役どころも味わい深く演じる名優ジョン・マルコヴィッチ。映画に舞台に大忙しの人気俳優が、道で遭遇した重傷の怪我人をまるで医師のような手際の良さを見せ、救助していたことがわかった。

カナダのトロントに舞台公演で訪れていたというジョンは、ホテルの外でタバコを吸っていたところ、通行人の男性が、喉の辺りから大量に流血しているところに遭遇した。男性の側にいた女性の悲鳴を聞きつけると、ジョンは駆け寄って、救助にあたったという。

大怪我を負っていた男性は、ジム・ウォルポールさん(77)。つまずいた拍子に建設現場の足場のパーツのどこかで首を切ったようだ。一緒にいた女性は、妻マリリンさん(79)。元看護婦の彼女は「血の出方からいって、頸動脈か頸静脈と思った」と明かしている。二人の元に駆けつけたジョンは、自らのスカーフで止血にあたると、救急隊員の到着を待ったという。目撃者は、「ジョンは男性の首に手を当てて圧力を与え、救急車が来るまで離しませんでした」と語る。

夫妻はジョンが有名な俳優とは気がつかなかったらしく、後で御礼をしなければと思い、「お名前は?」と尋ねたところ、ひと言「ジョン」と返事が戻ってきたそうだ。ウォルポールさんはその後、病院に搬送され、数針を縫って、無事帰宅したそうだ。

その場に居合わせた他の人たちの助力もあって、ジョンのことを知ったウォルポールさんは、「一生感謝します。命の恩人です」と語った。ジョンの出演作もわからなかった夫妻だが、これからはファンのようにたくさん見るようになるかもしれない。そして、その出演作の多さと役の幅の広さに驚くに違いない。(海外ドラマNAVI)



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