為替の影響を排除しても10%超の利回り! 為替ヘッジ型に分散せよ!

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毎月分配型は外貨資産に投資するタイプがほとんどで為替の影響が大きく、ひとたび円高に振れれば、その影響で基準価額が大きく下落してしまう。これにより分配余力が減少してしまうことも。円安に転換した今こそ、円高に転じるリスクを考えて、どんな時でも安定&高利回りを狙う方法を考えよう。

金利差の低い米ドル建てに有利、
投資先の利回りだけを狙おう!

 昨年末から円安トレンドに転じているが、為替が円安になっているということは、円高に反転するリスクも潜在的にあるということ。
 そこで毎月分配型に投資する際に利用したいのが、為替の影響を排除して、債券などの利回りだけを狙う「為替ヘッジ型」だ。為替ヘッジとは、投資対象の通貨を売って、円を買う仕組みで、投資対象に通貨の金利が円より高ければ、その差額分をヘッジコストとして成績から差し引くことになる。

 つまり、ブラジルレアル建ての資産で運用するファンドの場合、レアルの金利7.25%と日本の金利0.1%を差し引いた7.15%がヘッジコストとしてかかるため、金利のほとんどが消えてしまうのだ(3月末時点)。

 これと対象的なのが米ドルで、円と米ドルの金利差は現在非常に小さいため、ヘッジコストがほとんどかからない状態なので、米ドル建ての商品であれば為替ヘッジが有効となっている(ただし、金利差が広がってきた時には注意)。

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