5月2日の発表内容次第では欧州株は売り一色も! EUの政策金利が約10か月ぶりに引き下げられる!?

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【今回のまとめ】
1.木曜日の政策金利発表では0.25%の利下げが予想されている
2.欧州経済は一段と弱まってきている
3.インフレ率から見ると利下げ余地がある
4.もし利下げがなければ欧州株式は売られる

欧州中央銀行の政策金利会合に市場が注目

 5月2日(木)の夜8時45分(日本時間)に予定されている欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表に市場の注目が集まっています。

 市場参加者は現行の0.75%が0.50%に引き下げられると見ています。

 ECBが前回利下げしたのは2012年7月ですので、今回、利下げが実施されれば、実に10カ月ぶりの政策金利の変更となります。

利下げ期待の背景には欧州経済の弱体化が

 今回、ECBの利下げがコンセンサスとなっている背景には、欧州の経済指標が一段と弱くなっていることがあります。下はユーロ圏の失業率のグラフです。

 欧州経済の牽引車の役割を果たしてきたドイツ経済も、ここへきて減速しています。下のグラフはドイツの製造業購買担当者指数です(4月は速報値)。

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