2012年10月1日〜12月28日・日足

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 1996年に設立、98年に運行を開始したスカイマークは外国人パイロットの採用などによる人件費削減を行うとともにボーイング737-800型機を採用することで燃料費や機材費削減などを行いました。この結果、コスト削減能力は改善しており、株価も回復傾向をみせています。2013年最初の銘柄は、国際的にも割安なこの銘柄からスタートです!

<さい ますみアナリストの過去記事> 

●オリエンタルランド(4661)が業績上振れへ 株価は堅調を維持 3年後には1万4000円台も!

●ツムラ(4540)が業績上方修正で孤軍奮闘! 不況に強い漢方薬市場で力強く成長中

●いまや穀物メジャーの一角にまで成長 丸紅(8002)の株価は中長期的な上昇へ!

株価(2012/12/28終値):490円 予想PER:7.4倍 PBR:1.05倍 無配

買いの目途:500円以下(現状の株価水準)

目標株価と投資期間の目途:1年後に700円

2014年度には成田ーNY路線の稼働を予定

 1996年に設立、98年に運行を開始したスカイマーク(9204)は、2010年代に入ってから国内に登場したLCC(格安航空会社)とはどう違うのでしょうか?

 LCC(格安航空会社)と大手エアラインとの違いで顕著なのは、機内サービスです。大手エアラインでは無料で提供されている各種のサービスがLCCでは有料です。この点、スカイマークの機内サービスはLCCに近いものとなっています。

 また、使用機体においてもできるだけ種類を少なくしているのがLCCですが、ボーイング737-800型機のみを使っているスカイマークもこの点で共通しています(12年9月31日現在、27機を使用中)。

 ただ、一般的なLCCの場合、主に国内の近距離路線を中心に運営しているケースが多いようです。

 一方、スカイマークは2014年度中に国際路線に参入、最初は成田―ニューヨーク路線の稼働を予定しているなど、広域わたる活動を予定しており、この点がLCCと大きな違いとなっています。いわば、LCCと大手エアラインの中間に位置するような存在といえるでしょうか。

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