職場の女性と日頃から良好な関係を保っておきたい……男性看護師に聞いてみました。

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「同僚の女性から『気がきかない』と言われた」「女性の上司から毎日のように怒られる……」
こんな話を聞いたことがありませんか? 男性の中には職場の女性との人間関係に悩みを抱えている方が多いようです。職場の人間関係はキャリアをも左右する重要事項ですから、職場の女性とは日頃から良好な関係を保っておきたいところ。

そこで今回は女性の多い職場で働く男性看護師さんを直撃! 「感情が出やすい」「本音がわかりづらい」「男性とのコミュニケーションのとり方が違う」など、女性ならではの特性を男性側でプラスに活かし、上手にお付き合いをしているお手本です。働く女性をよく理解している彼らに、すぐに役立つ4つのコツを伝授していただきました。

■ コツ1:話の腰を折らず、否定しない

「とにかく聞き役に回ること。最後まできちんと話を聞いて、受け止めることが大切です」と男性看護師のUさん。女性は話を聞いてもらえるだけで心が落ち着く生き物。恋愛でもよく言われることですが、女性には自分の話を聞いてほしいという願望がとても強いようです。

ですから、話の途中で口をはさむのは絶対にNG! 特に相手が女性上司である場合は真っ向から意見を否定したり、話の途中でミスを指摘したりすることは避けたほうがよいでしょう。また自分の意見を言う場合は、最後まで話を聞いてから一度相手の意見を受け入れた上で。女性は“答え”より“共感”を求めていることを忘れずに。

■ コツ2:下ネタと恋愛系の話題はタブー

「下ネタや恋愛がからむ話題は地雷になる可能性大」という男性看護師Mさん。男性同士では気軽に下ネタで笑いをとるなんてことがあるかもしれませんが、相手が女性の場合は細心の注意が必要です。

「グループで話す際、中に1人でも下ネタNGっていう女性がいると、気を遣いますよね」
また、恋愛の話題も同様。特に高い地位にいる女性には、結婚や恋愛よりも仕事を頑張ってきたという人も少なからず存在します。結婚や恋人の話題など、不用意な発言で相手を不愉快にさせる可能性もゼロではありません。下ネタと恋愛の話題は自分からは振らないほうが無難でしょう。

うっかり地雷を踏んで、女性陣から白眼視されることがないように気を付けたいところです。相手も大人なので、その場では盛り上がっている雰囲気でも、実は引いている、という側面も視野に入れたほうがよいでしょう。

■ コツ3:さりげない“姫扱い”

上司、部下、同僚など、役職問わずすべての女性に効果を発揮するコツがコレ。「荷物を運ぼうとしているときなどに『僕が持ちますよ』と手を差し伸べるだけで、職場の女性は大喜びですよ」という男性看護師のYさん。「やってあげた感」を出さずにさりげなく手を差し伸べるのがポイントだそうです。

年齢問わず、女性は永遠に「女の子」扱いされたいことは間違いなし。高いところにあるものをサッととってあげたり、力仕事を率先して引き受けたりと、男性ならではの気遣いを見せることが重要です。


■ コツ4:上級者向け!? 愛されキャラになる

ハードルは上がりますが、自信がない男性向けなのがコチラ。「ミスをしても『仕方ないなぁ』と許されたり、呆れられながらも誰かにフォローしてもらえる“愛されキャラ”は、女性の多い職場では敵を作りにくいです。さらに自分のダメなところを笑い話にするテクがあれば最強です」と話す男性看護師のHさん。

女性はそもそも母性本能を備えています。一見、マイナスに見える男性の行動に、「ほうっておけない!」と母性本能をくすぐられる女性も多いでしょう。自らが職場の潤滑油の役目を担い、マスコット的存在になることで職場の女性を味方につけてみてはいかがでしょうか。

その他、職場で女性とうまく付き合っていくためのコツとして、「ときどきおやつを差し入れする」、「持ち物が変わったことなど変化を見つけて伝える」などの具体的なアドバイスも。

また、男性看護師のHさんは「たくさんの患者さんと接しなければならない看護師は、人間関係を上手に築くことに長けている人が多いです。特に女性ナースは、男性より細やかに気が遣える人が多く、患者さんがしてほしいと思う事を先回りして行動できるので尊敬できます。」さらには「元々は人のために働きたい、という動機で働いている同志ですから、わかりあえる事もとても多いので、男女の壁を越えて話せることも多いですよ」とお話いただきました。

同じ会社や、それ以外のコミュニティも同じく、入った時の動機や志はそれぞれの人で持っていたはずなので、そこを思い出せばきっとわかりあえるはず。男性も女性も違いを活かしてお互いの能力を発揮することで、よりよい職場にしていきたいですね。
(エキサイトニュース編集部)