肉や野菜じゃなくて、ペンを入れてください。

写真拡大 (全3枚)

昔の刑事ドラマといえば、容疑者の自宅前で張り込みをするシーンが定番だった。夜風に耐えながら、トレンチコートの襟を立ててターゲットの部屋を凝視。……すると、「お疲れ様です」と後輩が差し入れを持ってきた。「おっ、悪いな」とそれを受け取り、電柱に隠れながらあんパンを一口。
……あれに、昔から惹かれているのだ。屋外でいただくパンだったりハンバーガーだったり、とにかく軽食類。行儀悪いかもしれないけど、とにかく外で“ガブリ!”とパクつきたい。なんか、イカしてません?

そんな私にとって、このアイテムは最高だ。オンラインショップの「fu-bi(フウビ)」が11月13日より発売している『ピタケース(Ashtanur)』(税込み2,980円)は、できたての美味しそうなピタのデザインをモチーフにしたペンケースなのだ。
……っていうか、「ピタ」って御存知ですか?
「中東でよく食べられているパンのことです。肉や野菜を挟み、タコスのようにして食べるのが一般的みたいです」(「fu-bi」鈴木さん)
ナンみたいにも見えるけど、それとはまた違うらしい。「ピタ」と言います。

そんなこの『ピタケース』、ガバっと開くとそこには伸縮性のあるゴムバンドが付いている。肉や野菜じゃなくて、こちらには文具を入れて欲しいのだ。
「基本的にはペンケースなんですが、イヤホンやUSBのケーブルを入れても良いと思います。他にもアーティストは筆ブラシだったり、メイキャップの方は化粧ブラシの収納にも使っていただけたらと思います」(鈴木さん)

そんなこのペンケースは案の定、世の好事家の話題を呼んでいるよう。何しろ発売から2〜3日で、初回分は完売寸前となっている。
「TwitterやFacebookでも『面白い!』と感想を上げてくれる方が既にいらっしゃいます」(鈴木さん)

いや、それにしてもイイよねぇ。画像をご覧いただくとわかると思うけど、市場の中に『ピタケース』が混じってると、まるで本物。ケース本体はコットン(木綿)素材でひとつひとつ丁寧に制作されており、正真正銘のハンドメイドらしい。
「このまま持って食べ歩きしてるみたいな楽しみ方もできますし、食べるポーズをしながら写真撮影してみるのも面白いと思います」(鈴木さん)

過去に「羊羹や大福みたいな石けん」という記事もお送りしたことがあるが、このペンケースにしても何かの拍子に食べちゃいそうになる。焦げ目もリアルできめ細かいし、食欲をそそります。
まさに“食べ歩きしているみたいに見えるペンケース”だ。
(寺西ジャジューカ)