青森の新たなソウルフードとなるか!?

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以前コネタで、青森のソウルフード、「味噌カレー牛乳ラーメン」を紹介したことがあるが、先日青森を訪れたとき気になるアイテムをみつけた。「味噌カレー焼きそば」だ。

商品を販売しているのは、青森県平川市の高砂食品株式会社。「創業明治40年、麺ひとすじ」と謳う老舗だ。同社の担当者に話を聞いた。

やっぱりこれって、あの「味噌カレー牛乳ラーメン」がヒント?
「はい。うちでは味噌カレー牛乳ラーメンも販売しているのですが、そのスープで焼そばを食べてみてもおいしいのでは? という営業担当のひとことから始まりました」
ちなみに、味噌カレー牛乳ラーメンは同社の製品のなかでも、人気ナンバーワンだそう。

焼きそばの麺には青森県産の米粉を10%配合しており、焼くほどに米の香ばしさが広がるのも特長。一般的に、米粉は油の吸収率が少なくヘルシーで腹持ちがよく、アミノ酸バランスにも優れているといわれる。

作り方は一般的な焼きそばと同じ。野菜や肉を炒めたら、麺を水でほぐし入れて炒め、最後に添付の味噌カレーソースをふりかければOK。実際に食べてみると、味噌のコクとカレー風味がなんともいいバランス。カレーといえども刺激は控えめで、子どもでも食べられるほどマイルド。モチモチした太平麺の食感もたまらない。「ネーミングだけ聞くと珍味のようだが、実は正統な味」というのは、味噌カレー牛乳ラーメンと共通するところかも。

商品は今年8月から、青森県内の各スーパー、道の駅、同社のオンラインショップなどで販売中。1袋250円で2人前入り。青森県内、特に味噌カレー牛乳ラーメンの本場である青森市を中心に好評とのこと。

そういえば、ラーメンとちがって、焼きそばには「牛乳」が名前に入っていないようだけど?
「牛乳の要素を抜いている特別な理由はないのですが、現在、スープに牛乳の要素を入れるかどうかも検討しています」
ということは、近いうちにさらなる味の進化があるかも!

もともと味噌カレー牛乳ラーメンやしじみラーメンなど、ユニークなご当地ラーメンの多い青森。今後はご当地焼きそばのラインナップも増えてきたりして……!?
(古屋江美子)