IOC、竹島メッセージの韓国選手に銅メダル証明書

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ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦で、日本との試合後に竹島(韓国名・独島)の領有を主張するメッセージを掲げた韓国代表の朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手に、銅メダルの証明書が発行された。

朴選手はメッセージを掲げた後、五輪憲章違反の疑いがあるとして銅メダルの表彰式に出席できず、銅メダル授与も保留となっている。

韓国メディア「スポーツ朝鮮」によると、韓国サッカー協会は31日、「昨日、韓国体育会からロンドン五輪組織委員会が発給した五輪サッカー代表へのメダル証明書を受け取った」とし、証明書の中に朴選手の分もあったことを明かした。

証明書には、朴鍾佑の名前と「男子サッカー銅メダリスト」という文字、IOCのジャック・ロゲ会長のサインが印刷されているという。

韓国では、国際オリンピック委員会(IOC)が朴選手のメダル証明書を発行したことに大きな関心を示している。現在、国際サッカー連盟(FIFA)は朴選手に対する処罰について検討中で、24日には朴選手が直筆で問題を起こした経緯について説明した文書を提出したばかり。

韓国サッカー協会の関係者は、「朴鍾佑がロンドン五輪に出場し、韓国代表チームの銅メダル獲得に貢献し、メダリストになったのは明らかな事実」と主張。しかし、今回の証明書発行と、朴鍾佑に対する処分は別の事案と見る必要があると話した。

FIFAは朴選手について審議を行い、その内容をIOCに通知する予定。IOCはFIFAの審議内容をもとに、12月始めに開催するIOC執行委員会で朴選手の銅メダル授与に対する最終決定を行う。

参照:スポーツ朝鮮
参照:スポーツソウル

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