超大物声優が栗山千明を祝福、「エクスペンダブルズ2」イベントで。

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女優の栗山千明(28歳)、声優・歌手のささきいさお(70歳)、声優の玄田哲章(64歳))が10月11日、都内で行われた映画「エクスペンダブルズ2」(10月20日公開)の日本語吹替版完成披露試写会に登壇した。

栗山は今作が実写映画の声優初挑戦だったが、「もともと声優の皆さんを大好きだったので、この役をやれて本当に光栄でした」と満面の笑み。舞台では実際に吹替シーンの再現が行われたが、大ベテランの演技を目の当たりにした栗山は「実際にやった時は一人だったので、ささきさんと玄田さんの掛けあいを生で見ることができて、ファンとして感動しています」と、喜びを語った。

また、前日の10日に誕生日を迎えた栗山に、シルヴェスター・スタローン役の佐々木とアーノルド・シュワルツェネッガー役の玄田がサプライズプレゼントを用意。作品にちなみ、ドクロ型をかたどったケーキを前に、栗山は「凄い! かっこいいケーキですね! ありがとうございます。今年はこの映画が私の誕生日の思い出になりました」と感激しきりだ。

そんな栗山が作品で見せた声の演技を、ベテラン2人はどう見たのだろうか。ささきは「声優だとセリフがセリフになってしまうのですが、役を自然に演じていたのが良かったと思います」、玄田は「とてもいい感じでしたよ」と、高評価を与えている。

エクスペンダブルズ2」は、世界中で2億7,400万ドル(約220億円)の興行収入を稼ぎ出した大ヒット作「エクスペンダブルズ」の2年ぶりの新作。前作ではアクションなしの顔見せ出演だったブルース・ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーが今回はマシンガンを手に本格参戦し、特にシュワルツェネッガーにとっては9年ぶりのアクション復帰作となる。


☆“最強”日本語吹替キャスト陣

・ささきいさお→シルベスター・スタローン(バーニー・ロス役)
1942年5月16日生まれ。60年に歌手デビュー、俳優としても活躍。72年に「科学忍者隊ガッチャマン」のコンドルのジョー役を担当。以来、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」の主題歌でも著名な“アニメソング界の大王”であり、洋画吹替でも「スーパーマン」のクリストファー・リーヴほか多数。

・山路和弘→ジェイソン・ステイサム(リー・クリスマス役)
1954年6月4日、三重県出身。劇団青年座研究所1期卒後、俳優として舞台を中心にドラマ、映画でも幅広く活躍。2011年に舞台「宝塚BOYS」「アンナカレーニン」で第36回菊田一夫賞受賞。声優としてもヒュー・ジャックマン、ショーン・ペン、ラッセル・クロウ、ソン・ガンホなどを担当している。

・池田秀一→ジェット・リー(イン・ヤン役)
1949年12月2日、東京出身。幼少期より子役として数々のアニメやゲームで活躍、79年放送「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル役では特に有名。洋画でもジェット・リーなど数多くの吹替を担当している。

・大塚明夫→ドルフ・ラングレン(ガンナー・ヤンセン役)
1959年11月24日、東京出身。舞台を中心に俳優として活動、声優としても数多くのアニメ、ゲーム、ナレーション、洋画吹替を担当。特に吹替ではニコラス・ケイジ、スティーブン・セガール、アントニオ・バンデラス、デンゼル・ワシントンなど数多くのアクション俳優を手がけている。

・玄田哲章→アーノルド・シュワルツェネッガー(トレンチ役)
1948年5月20日、岡山県出身。70年より俳優、72年より声優として活動、数多くのアニメや洋画吹替を担当。特にシュワルツェネッガーの吹替は、本人も公認するフィックスとなっている。他の吹替担当にローレンス・フィッシュ・バーン、ダン・エイクロイドなど多数。

・綿引勝彦→ブルース・ウィリス(Mr.チャーチ役)