新宿東口の巨大店舗「ビックロ」オープンに4千人行列 ユニクロとビックカメラが共同出店

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 ユニクロとビックカメラが9月27日、新宿東口エリアに共同店舗「ビックロ」をオープンした。9時45分の開店前までに4千人が行列(ユニクロ調べ)。オープンを祝うテープカットセレモニーでユニクロ代表取締役会長兼社長 柳井正は「昨今の日本は元気がないので、ここで一発"ビックロ"させたい」とスピーチし、東京・新宿の新名所として世界一の繁盛店を目指すことを宣言した。

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 「ビックロ」は、2012年3月末をもって営業を終了した「新宿三越アルコット店」の跡地に誕生。7月5日からビックカメラがプレオープンしていたが、27日から地下3階〜地上8階の全館が総売場面積約6700坪の「ビックロ」にリニューアルし、1〜3階の約1200坪に"グローバル繁盛店"と位置付ける「ビックロ ユニクロ新宿東口店」が出店した。トータルプロデュースはクリエイティブディレクターの佐藤可士和(SAMURAI)、建築・デザインディレクション、インテリアデザインは片山正通(Wonderwall)、ユニフォームは佐藤可士和が監修し滝沢直己がデザイン、CMなどに使用されているオリジナルソングはビックカメラの宣伝ソングを起用し、Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)の田中知之がプロデュース、水木一郎がボーカルを担当している。

 「ビックロ」のテーマは「素晴らしいゴチャゴチャ感」。正面のエントランスにはウェブクリエイター中村勇吾が手がけたインタラクティブモニター「ビックロモニター」が設置され、館内には家電と服を組み合わせたディスプレイや80体の「ビックロマネキン」を配置。ビックカメラの「ビックポイント」でユニクロの服が買える「ユニクロクーポン」と交換できるなど、「ビックロ」限定のサービスを用意する。「ビックロ ユニクロ新宿東口店」には、お笑い芸人や劇団員、チアリーダーなどを含めた約480人のスタッフを起用。4カ国語(日・英・中・韓)に対応する。

 セレモニーに出席した柳井正は「グローバルで1番売れる店にしたい」と発表。目標金額は非公開だが、オープン時に「年間売上目標100億円」と提示していた銀座店を上回る規模を目指すという。さらに家電と服のコラボレーション店舗をニューヨークやパリにも出店したい考えを示し、「日本の大衆文化として世界に発信したい」と語った。