過去2大会でエースを担ったハビアー・バスケス(前ヤンキース)はいまだにフリーエージェント状態。確か正式な引退宣言はしてないと思うのですが、実質的にそれに近い。バーニーのようにウインターリーグで調整して、出場を目指すというパターンはあるかもしれませんガ。
実績で考えるなら彼に続く2番手は過去2大会同様、ジャニファー・ピネーロ(オリオールズ3A)か。
ただ今シーズンは故障の関係でメジャーでまだ投げられていない状況になってしまっています。

彼らがもしダメとなるならば、頼りになってくるのはNPBの助っ人トリオになりそう。ジオ(ジャンカルロ・アルバラード、横浜)、オーランド・ロマン(ヤクルト)、ディッキー・ゴンザレス(巨人)。
みなさんどういうピッチャーなのかはご存知だと思うので、ここでわざわざ説明はしません(笑)
残りは2010年に13勝を挙げているジョナサン・サンチェス(ロイヤルズ)あたりか。若手のプロスペクト、フリオ・ロドリゲス(フィリーズ2A)も有力な候補でしょう。


リリーフはもっと厳しい。柱となれるピッチャーがおらず相変わらずハビアー・ロペス(ジャイアンツ)やJCロメロ(カージナルス)がワンポイントで相変わらずしぶとく頑張っているくらいで、高いレベルでの戦いで頼りになりそうなピッチャーはいない状況。

打線に関しては、デルガドが抜けたもののリオス(ホワイトソックス)、ベルトラン(カージナルス)、ヤディアー・モリーナ(カージナルス)と柱はいるので投手事情よりは明るく、スタメンは全員メジャーリーガーで構成できそう。ディフェンス面でも外野にスピードのある選手が揃い、内野も悪くない。そしてなんてったって正捕手はヤディアー・モリーナ。投手力の弱さをカバーするようなバッティングとフィールディングに期待したいところです。


予想スタメン
1ペイガン LF メッツ
2アビーレス 3B レッドソックス
3リオス RF ホワイトソックス
4ベルトラン CF カージナルス
5ヤディアー・モリーナ C カージナルス
6ジオバニー・ソト DH レンジャーズ
7サンチェス SS アスレチックス3A
8デヘスース 2B ドジャース
9ファル 1B ロイヤルズ

主な先発投手
ディッキー・ゴンザレス(巨人)、ロマン(ヤクルト)、サンチェス(ロイヤルズ)

主なリリーフ投手
ハビアー・ロペス(ジャイアンツ)、JCロメロ(カージナルス)

・ベネズエラ代表

優勝候補の中で最も準備が早い国と言えるかもしれない。
3大会連続でルイス・ソーホーが指揮を執ることは早々に決定しており、コーチ陣も既に発表。打撃コーチにアンドレス・ガララーガ(元ロッキーズ)も名を連ねる。現在は既にリストアップ作業の段階に入っているようです。

ピッチャーに関してはフェリックス・フェルナンデス(マリナーズ)が大黒柱になるのは前回大会同様。
前回の敗因にもなってしまった二番手以降の先発投手をどうするのかというのが焦点でしょうか。

全盛期ほどの迫力はなくなってしまったものの、前回大会は故障で欠場を余儀なくされたカルロス・ザンブラーノ(マーリンズ)とヨハン・サンタナ(メッツ)が参加できれば先発陣は参加国中屈指の陣容と言えそう。


救援陣では前回大会で活躍したメジャーリーグのシーズンセーブ記録保持者であるフランシスコ・ロドリゲス(ブリュワーズ)の守護神に据えて、ラファエル・ベタンコート(ロッキーズ)がセットアッパーか。
勝利への方程式は信頼のおけるものが描けそう。

野手にも各ポジションにオールスターレベルの選手が集結。
特にカルロス・ゴンザレス(ロッキーズ)、ミゲール・カブレラ(タイガース)、パブロ・サンドバル(ジャイアンツ)らで構成されるであろうクリーンアップを中心に守備力、スピードともにバランスのとれたスター選手が揃う。