780km上空の人工衛星を介して通信・通話ができる携帯電話「イリジウム Extreme」は一般的な携帯電話では圏外になってしまう場所や、災害などで地上の基地局が破壊されてしまった場合でも使用可能。さらに、防滴、防塵仕様でGPSを備えるなど、冒険やサバイバルの強い味方になる1台のようなので、販売を行っているKDDIから実機を借りて山中でテストを行ってみました。

テスト場所に選んだのは京都府の愛宕山周辺の山中。携帯電話向けの3G回線を提供している主要3キャリアのエリアマップでも割と広く圏外として表示されている場所です。

NTTドコモ -エリアマップ-

エリアマップ | サービスエリア | au by KDDI

エリアマップ(関西):サービスエリア | ソフトバンクモバイル

山の間を谷川が流れている自然豊かな場所。

舗装路を少しそれて林道に入るとこんな感じ。

木々に覆われているものの、人工衛星にアクセスするには問題なさそう。

docomo、SoftBank、au共に全て圏外です。


ここで、実際にイリジウム携帯を起動してみます。電源をオンにしてから人工衛星と接続するまでの様子は以下のムービーでチェックしてみてください。

衛星電話「イリジウム Extreme」の起動シーン - YouTube

電波強度を示すマークが5本立っています。

なお、谷底や巨大なビルの影など空が開けていない場合は以下のようにエラーが表示され接続ができません。

山やビルの上など見晴らしの良い場所でアンテナを立てれば、地球上のほぼ全ての場所で電話や通信が可能です。

◆通話機能

電話機能の使用方法は一般的な携帯電話と同じで、番号を押して端末上部の左側にある緑のボタンを押せばOK。なお、こちらも国際電話扱いなので国番号を最初に入力する必要があります。

実際に「佐藤が衛星電話で鈴木と電話をしている」というシチュエーションで会話をしている様子は以下で聞くことができます。

衛星電話「イリジウム Extreme」で通話をしてみた - YouTube

◆SMSの使い方

端末上部の左側にあるボタンを押してメニューを起動。

「メッセージ」を選択。

「メッセージ作成」を選択。

本文を入力していきます。なお、日本語の使用は不可です。

「追加」を押して宛先を入力。

国際電話をかける際に使用する国番号に続いて、相手の電話番号を入力。番号に間違いがなければ「了解」を選択。

「送信」を押せば相手にメッセージが送られます。

iPhoneでSMSを受信するとこんな感じ

◆自分の居場所をチェックする

GPSを使用して現在位置を取得している様子は以下のムービーで見られます。

衛星電話「イリジウム Extreme」のGPS機能を使ってみた - YouTube

防塵使用なので、泥やホコリにまみれても破損しづらくなっています。

泥を払えば問題なく使用可能。

なお、ダイアルアップモデムを作成して、インターネットに接続することも可能ですが、2.4kbpsという低速のため、ウェブブラウジングに使用するのは難しいようです。

また、詳細なフォトレビューやスペック、価格などは前の記事に掲載しているので、そちらでチェックしてみてください。

780km上空の人工衛星を基地局にして僻地から通信・通話ができる携帯電話「イリジウム Extreme」実機レビュー - GIGAZINE

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