エバンジェリスト、テクニシャン……。この肩書って何?
名刺を受け取ったときには名前と同時に肩書を確認しますが、このごろ、一読しただけでは相手の職業や役職が分からないことがあります。そこで、不明に思った肩書について、アンケートで聞いてみました。
調査期間:2012/2/10〜2012/2/15
アンケート対象:マイナビニュース会員
有効回答数 874件(ウェブログイン式)
■課長補佐代理のポジションって?
「名刺交換のときに、『この肩書はなんだろう?』と感じた職業や肩書、役職はありますか?」と質問したところ、91人の方から回答が寄せられました。
まずは、「職業」編。
「エバンジェリスト。聞いてもよく分からない」(29歳/女性)、
「テクニシャン」(32歳/男性)
これらは、どのような職業か分かりますか?
エバンジェリストは、wikipediaによると「最新のIT技術を分かりやすく説明する役職」とあり、テクニシャンとは、「コンピュータを駆使してシステムを作り、売買する者」だそうです。難しいかもしれません。
今どきの肩書か!? と思われるものとして、
「ネット・アクティビスト。ツイッターで実況をするような人のことでした」(27歳/男性)
これも伝わりにくいかも。
続いて、「役職」編。
「課長補佐代理。日本語だけれど、どの位置付けなのか分からなかった」(37歳/男性)
確かに、課長補佐、課長代理なら分かりますが、さらにその代理ということでしょうか。混乱しそうです。
特筆したいのは、
「船長」(25歳/女性)
という肩書。一見、漁師さんかと思いきや、
「個人経営の飲食店の代表のことでした。お店を船に、営業を船旅に例えたのだそうです」(同上)
意表をつかれました。
■なんと呼ぶ!? ○○エグゼクティブプロデューサー
続いて、「役職や肩書が分からずに困った、失敗したというエピソード」について聞いたところ、
「複数の方から名刺を受け取ったとき、役職の順序がよく分からなかった。後日、メールを送る際の名前の順番を、どの方を先にするかで悩みました」(34歳/男性)
と、相手に直接聞くこともできずに困った、という声が一番多く挙げられました。
具体的には、
「課長と専門課長。どちらが上司か分からなかった」(26歳/女性)、
「主事と主査。同時に二人からもらった名刺にこうあり、年齢もほぼ変わらず、どちらが上司か判断がつかなかった」(56歳/男性)
という例があり、
また、
「エグゼグティブプロデューサー。実は課長のことだったが、通常、課長であれば『○○課長』と呼ぶが、その人はなんと呼べばいいのか分からなかった」(27歳/女性)
というエピソードも。
「○○エグゼクティブプロデューサーさん!」と声をかけるのは何かしら気が引けます。
肩書や役職、ポジションの順序など、
「分からないときには聞けばいい。逆に会話のきっかけにすればよいと思う」(28歳/女性)という、発想の転換が重要かもしれません。
(岩田なつき/ユンブル)