土曜日は仕事で観戦できなかったが、またも拙攻のオンパレードだったようだ。見ているファンにとってはチャンスは作るがホームインできないゲームが一番ストレスがたまる。

1点ビハインドで中盤戦、無死から長打で二塁のチャンスを二度潰し、さらにゲッツーかと思った打球を相手がエラーして無死一、二塁。こんなチャンスまで逃していたら、野球の神様にソッポを向かれても仕方がない。金曜日の自滅ゲームの尾を引いているかのような展開。

光明を見出すとすれば、岡崎を先発で使ったこと。意図はわからないがヒット1本出たことは意味がある。藤井が復帰するまでになるかもしれないが、週一でも使っていくべきだと思う。それと金本の二塁打。映像を見ていないが、左中間を抜いたようだ。左へのいい打球は最近殆どなかったはず。これが出始めると期待は高まる。

雨天中止かと思われた今日の三戦目、禁じ手をまた使った。初回のラミレスの守備を見ていればよくわかると思う。反面教師にしないと・・・。たまたま勝っただけという意識がないとすれば、そのうち必ず痛い目に合う。城島の先制打も紙一重。ボール球を引っ掛けた打球がたまたまいいコースに飛んだ。

大和が新井のミスを救った。1点差に迫られた5回表、二死から新井がヒット。ブラゼルのレフトフェンス直撃で追加点かと思いきや、何故か新井は三塁で止まってしまう走塁ミス。ここで無得点に終わっていれば間違いなくゲーム展開は厳しくなっていた。今日の殊勲は、プロ初猛打賞6打点の大和と、無安打ながら再三の好守でチャンスの芽を摘んだ平野の守備だっただろう。

尚、満塁で大和の場面、ある解説者が、代打を出さずそのまま大和を打たせたことを評価していたが、ここでの代打はまずあり得ない。まだ5回途中の状況、もし鳥谷がケガでもしたらショートを守る選手がいなくなる。

さて今日のタイトルの件、新井さんがよく言われる、チャンスに弱いというイメージが本当なのかどうか、少し検証してみた。新井さんのファンの方には気の悪い内容になるかもしれないがどうかお許しを。

現在の打点が今日の1を入れて18。セリーグトップである。昨年も打点王。以下は今季新井が打点を記録した場面における走者別打点数。

無走者・・・1
一塁・・・4
二塁・・・3
三塁・・・0
一、二塁・・・5
一、三塁・・・2
二、三塁・・・1
満塁・・・2

さてここで私のイメージを言わしていただけるなら、新井は走者が2人以上いる時に期待を裏切る傾向が強い。昨年からずっとそんなイメージがある。そのイメージがどうなのか、さらに調べてみると・・・。

・一、二塁・・・11打数5安打 打点5 .455
・一、三塁・・・3打数無安打 打点2 .000
・二、三塁・・・3打数無安打 打点1 .000
・満塁・・・・・・1打数1安打 打点2  1.00

お、一、二塁では打ってるではないか、と思われるかもしれないが、打点あげた5打点はいずれも4点差以上点差が開いた場面なのである。では凡打した6打席はどうだったか?

4点差が一度あるが、あとの5打席は同点もしくは2点差以内の場面である。さらに、一、三塁、二、三塁、満塁で打席に入った8打席はいずれも同点もしくは1点差。

イメージは正しかった。接戦で走者2人以上のチャンスで回ってくると、新井は凡打に倒れるケースが多く、点差が離れた場面ではタイムリーを打っていた。つまり、今季走者を2人以上置いて打席に入ったうち、2点差以内の接戦という条件での新井の打撃成績は、

15打席14打数3安打 打点5。打率.214 

打点5の内訳は、内野ゴロの間が2、犠飛が1。タイムリーは満塁での2打点のみ。

これでは4番の仕事として記憶に残らないのも無理はない。走者2人を置いてタイムリーがないのは何とも寂しい数字だ。大和は今日のゲームだけで6打点。うち5打点は走者2人以上置いているので、今日一日で新井と並んでしまった。大和のほうが記憶に残ってどうする((+_+))