ドニー・イェン、チウ・マンチェク(写真)という2人のカンフースターの間で巻き起こっている、共演をめぐっての不仲騒動。香港メディアが、「ますます深刻になっており、マンチェクの事務所社長が初めて正式にコメントした」と内容を伝えた。

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 甄子丹(ドニー・イェン)、趙文卓(チウ・マンチェク)という2人のカンフースターの間で巻き起こっている、共演をめぐっての不仲騒動。香港メディアが、「ますます深刻になっており、マンチェクの事務所社長が初めて正式にコメントした」と内容を伝えた。

 映画『特殊身分』で共演した2人は正統派のカンフースターということで、メディア陣もファンもアクション対決に高い期待をかけていた。だが撮影中に突如マンチェクが降板を発表。その後脚本を勝手に変えるドニーへの不満や、降板ではなく一方的に契約を解除されたという理由が、マンチェク本人から明かされた。

 マンチェクの事務所社長は「われわれ中国人は、“和気あいあいと楽しくできてこそお金が稼げる”ということわざを使っています。中国で映画関係の仕事に携わっているわれわれ全員が団結して良い作品を作り、世界の観客に見せていくべきだと思う。ドニー・イェンは、本当に素晴らしい俳優。まだ人気が出ていない頃、アメリカでドラマ出演させたくて僕がお手伝いしました。残念ながらテレビ側の都合でその話は消えてしまいましたが、今後も一緒に仕事をしたい」と希望を語り、ドニーとの和解を望んだ。

 またマンチェク側の別のスタッフは、「映画を制作する時は、個人主義を排除しチームで動くもの。ドニーは才能のある人物で、ここまで成功したのは単なる偶然ではないのは誰もがわかること。人と接する時の方法も学んでほしい」と指摘した。マンチェクの言い分を否定し、「彼には失望した」とだけ述べているドニー。このトラブルはまだまだ長引きそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)