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テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

物語に出てくるボンクラが気になる。
主人公の賢さを引き立てるための役だ。

シャーロックホームズのワトソンくん、探偵明智小五郎における波越警部、美味しんぼにおける富井副部長。常に短絡的な思考をして、主人公に「ちょっと待ってください」と言われている。

彼らの日常が気になるのだ。賢い主人公がいないときは常に短絡的な結論で済ましているのではないだろうか。事故死に見せかけた殺人事件に出会って

波越「これは事故だな!」

と言っていると思うのだ。未解決事件やもしかするとえん罪を生み出しているかもしれない。常に明智小五郎がついてくれているわけではない。

そう思うと富井副部長はどんなにボンクラでもえん罪を作ることにならないので安心だ。

季節じゃない刺身を食べて「やっぱり一流の料亭は違いますな!」と言ったり、化学調味料を使った料理でも「ウマイナ!(あの高い声で読んでください)」と言っているだけだ。

それだけではなく、昼休みに「ひるめしは我々サラリーマンの楽しみですナ!」などと陳腐なことまで言う。そんなたくさんの人が言ったセリフは恥ずかしいな、サラリーマンの楽しみじゃなくてサラリーマンの桃源郷だったらどうかな?エルドラドのほうがかっこいいかなと考えているあいだにうまく言えずにアウアウ言ったりしないのだ。考えようによってはシンプルで疲れない生き方である。

料理だってそうである。本日のおすすめと書いてあるものに、『仕入れが安いからおすすめにしてんじゃないのー』か疑ったりしないだろう。青山あたりで1500円でものすごい量の少ないパスタが出てきたとしても『犬用かよ!』とか言ったりしないで、「おしゃれな店はさすがに盛りもおしゃれですな−」と言ったりするだろう。

批判的なトーンで書き始めたが、もしかしたら富井副部長的な態度がこの情報過多の時代にポジティブに生きる方法かもしれない。

ごはんですよの上に金箔を乗せただけの料理だって



「お、ごちそうですナ!」と言うだろう。

簡単なトリックだって



「わかった!犯人は小さい人だ」と言ってくれるに違いない

ITにも弱そうだ。



「やばい、ロボットだ」

最後のはまんがに出てくる泥棒だ。たいてい頭のいい相棒(やせてる)にあたまをはたかれている。

Twitterが始まってネットは大喜利色が一層強くなった。何回転もひねったこと言うよりも、これぐらいストレートなのが新鮮である。
ボンクラこそ、2012年を生き抜くキーワードである。
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この記事の元ブログ: かませ犬キャラの日常を考える


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