「芸能界の御意見番」「ゴッドねぇちゃん」と呼ばれて恐れられ、長年芸能界に君臨しているのが和田アキ子である。そんな和田を頭目とした老舗団体といえば〈和田アッコファミリー〉だろう。だが、「鉄の結束」を誇る老舗団体に?激震"が襲っているというのだ。

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 アッコファミリーのメンバーには出川哲朗、熊田曜子、カンニング竹山、峰竜太、三村マサカズ(さまぁ〜ず)、和希沙也、安田美沙子、松村邦洋、サンドウィッチマンなどそうそうたる面々が顔をそろえている。そして、「アッコファミリー」の結束を物語っているのが、毎年、開催されている誕生日パーティだった。「例年、和田アキ子の誕生パーティ(4月10日)は多くの芸能人を招待して行われることで有名です。ホームパーティでは、アッコさんがベロベロになるまで飲みにつきあうことになっています。当然、ハチャメチャになるわけで、かつて、せんだみつおの陰毛が燃やされたと話題になりました」(芸能記者)

 また、ホリプロの元サッカー選手・武田修宏は和田家で1泊を強要され、09年は出川が、ボコボコに殴られるという「血の制裁」も、アッコ伝説の一部になっている。

「このため、たいていの芸能人は和田の誕生日パーティには行きたがらない」(前出・芸能記者)

 と言われる始末。実際に最近は、かなり求心力が低下しているとも言われている。

「アッコさん自身も最近では、飲み歩くような機会も減り、若手メンバーの加入もほとんどないのが実情。若手メンバーも『アッコにおまかせ!』で共演したメンバーが、おつきあいで参加するほど。メンバーも固定化され、高齢化も進んでいますから、ドンチャン騒ぎもかつての威勢のよさはないみたいです」(前出・芸能記者)

 さらに、今年は東日本大震災の影響もあり、誕生日会自体が中止に。このまま、誕生日会そのものが自然消滅する可能性すらあるというのだ。

「アッコさんも『毎年、今年で潮時だと思いながら(誕生日会を)やっているけど、そろそろ本気で見直してもいいかもしれない』と話している。やはり、震災の余波で本人もあまりドンチャン騒ぎをするモードでないのが大きい。きっと誕生日が近づけば、気が変わると思いますが‥‥」(前出・芸能記者)

 老舗団体の1年の最大のイベントが大きな岐路を迎えているようだ。