アジア最大級の写真見本市「TOKYO PHOTO 2011」開催

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 写真作品の国際アートイベント「TOKYO PHOTO 2011」が、東京・六本木ミッドタウンホールを舞台に開催する。3回目を迎える今年、日仏・日英がタッグを組んだ2つの特別企画展やアートフェアなど、国内外を代表するギャラリーによる約800点の作品を集積する予定。会期は2011年9月23日から25日まで。

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 「TOKYO PHOTO 2011」では、特別企画展としてフランス大使館による被災地復興チャリティー写真展「日仏フォトグラファーが見た東日本大震災」を実施。篠山紀信、田原桂一、川内倫子、Phillip Chancel、Lucille Reybpz、Jean-Luc Vilmouthらが参加を予定しており、それぞれの写真家による"震災後"をテーマにした作品が展開される。イギリス人写真家Chris Shaw(クリス・ショウ)による展覧会「Life as a Night Porter : Chris Shaw」では、独自の視点でロンドン街をリアリティに切り取った迫力ある作品を展示。そのほか、森山大道をはじめとする日本の写真家の作品を同時展開するという試みやロンドンの美術館「TATE MODAN(テートモダン)」のプレ・コレクションを公開する。

 「アートフェア」には、アメリカ・サンフランシスコのギャラリー「RATIO3」が参加。現代を象徴する写真家Ryan McGinley(ライアン・マッギンリー)の若さ溢れる美しい作品の数々を展示・販売するほか、Ari Marcopoulos(アリ・マルコポラス)の来日が決定している。リコーフォトギャラリー「RINGCUBE」による「『記憶の桜』New York Photo 凱旋展」も行われる予定で、大和田良、テラウチマサト、楢橋朝子、ハスイモトヒコ、三好耕三、森山大道らが参画する。

 国内外有数のギャラリーが一堂に会する「TOKYO PHOTO」は、写真作品の展示・販売をするほか、特別展やセミナーや作家によるサイン会など、写真を見る楽しみだけではなく所蔵し収集する楽しみを紹介する総合イベント。写真作品に限定した展示・販売を行う見本市としてはアジア最大級の規模を誇り、今年度は東京、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、アムステルダム、パリなど、世界中からアートギャラリーが参加する予定だ。

■TOKYO PHOTO 2011
日時: 9月23日(金祝)〜25日(日)
会場: 六本木ミッドタウン・ホール
入場料: 1500円(予定)
http://www.tokyophoto.org/