現代人の“情報との向き合い方”
3回にわたってお送りする、『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』(かんき出版/刊)著者の千田琢哉さんへのインタビュー。今回が最終回となります。
様々なビジネスパーソンとの対話や本との出会いの中で、千田さんが気づいたこととは? 今回は『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』の内容から話を聞いていきます。
◆後編:千田さんに「いい男とはなんたるか」について聞く
―ここからは、『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』についてお話をうかがっていきたいと思います。本書には人生や仕事、時間などさまざまなテーマがあるのですが、特にその中でも「情報」の項目が気になりました。東日本大震災でも、デマが飛び交うなどし、情報のあり方が問われています。千田さんは、現代の人たちは情報とどう向き合うべきだと考えていますか?
千田琢哉さん(以下、千田)「まず、大事にしないといけないのが一次情報です。情報は人を介すると、どんどん価値が下がっていきます。巷には二次情報、三次情報などが溢れていますが、実は、一次情報は信頼がないとなかなかタダでは手に入れることができません。
今回の震災の際でチェーンメールがたくさんまわってきましたが、チェーンメールというのは基本的に一次情報が載っていないんですよね。「友人の知り合い」とか「医者の友人」というような、伝聞形式のものがほとんどです。もちろんブログやツイッターなどでいろいろな人の意見を読むのも良いのですが、最終的にはやはり一次情報に戻ってくる。一次情報に始まり、一次情報に終わるというのは、コンサルティング会社に勤務していたときに叩き込まれたことでした」
―「一次情報に始まり、一次情報に終わる」というのは本書の中でもおっしゃっていますね。
千田「迷ったら一次情報に戻る。もし、一次情報にアクセスできない場合は、元は誰が広めて二次情報や三次情報を発信していたのかを突き止めます。発信された情報の中身ではなく、その情報を誰が発信しているのかということですね。極論を言ってしまうと、“この人であれば騙されてもいい”という人を決めておくんです」
―信頼できる人の情報を信じる、と。千田さんは仙台の大学に通っていらっしゃったそうですが、今回の震災でも考えることがあったのではないでしょうか。
千田「そうですね。震災を通して思ったことは、変な情報を拡散してはいけないということです。買いだめも、情報が原因で起きているわけですしね。人間が極限の状態になるとどうなるか、ということを気づかせてもらいました」
―もう1つ気になったテーマが「恋愛」です。「21世紀は女が男を持ち帰る時代」など、印象深いフレーズが掲載されていますが、千田さんから見て「いい男」とはどんな男だと思いますか?
千田「一言で言うと、麻薬みたいな存在です。抜け出せない、メロメロになる存在。まさにプロフェッショナルな人ですね。実は私もそういう存在を目指しているんですよ。千田琢哉が発信するものなら何でも聞いてみたい、何でも読んでみたい、という状態になるような。今はまだ駆け出しですけれど(笑)」
―それは、先ほどの話の「信頼できる人」ということですよね。
千田「これは本書にも書いていますが、つまらない人の正解よりも、好きな人の不正解のほうが聞きたいじゃないですか。クイズ番組などでも、正解をした人のギャラや人気が一番高いわけではなくて、不正解だけれどもそちらの方が面白くてハッと気づかされるものがあれば、お金も人も集まります。
正解か、不正解かということは優先順位としては2番目以降であって、1番目はより多くの人に気づいてもらうということです。「模範解答よりも面白い」という風に言ってもらえるかどうか、そういう存在になると“麻薬のような男”になれると思うんです。正解を超えるような面白さを考えられる人の方が、実は企画も通るし、何よりもその人に賭けたくなるんですよね。
信頼とはちょっと違うかもしれないけれど、何かをしてくれるんじゃないかと思える人。そういう人が“麻薬みたいな男”ですね」
→インタビュー続きはこちらから
http://www.sinkan.jp/news/index_1907.html
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◆後編:千田さんに「いい男とはなんたるか」について聞く
―ここからは、『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』についてお話をうかがっていきたいと思います。本書には人生や仕事、時間などさまざまなテーマがあるのですが、特にその中でも「情報」の項目が気になりました。東日本大震災でも、デマが飛び交うなどし、情報のあり方が問われています。千田さんは、現代の人たちは情報とどう向き合うべきだと考えていますか?
今回の震災の際でチェーンメールがたくさんまわってきましたが、チェーンメールというのは基本的に一次情報が載っていないんですよね。「友人の知り合い」とか「医者の友人」というような、伝聞形式のものがほとんどです。もちろんブログやツイッターなどでいろいろな人の意見を読むのも良いのですが、最終的にはやはり一次情報に戻ってくる。一次情報に始まり、一次情報に終わるというのは、コンサルティング会社に勤務していたときに叩き込まれたことでした」
―「一次情報に始まり、一次情報に終わる」というのは本書の中でもおっしゃっていますね。
千田「迷ったら一次情報に戻る。もし、一次情報にアクセスできない場合は、元は誰が広めて二次情報や三次情報を発信していたのかを突き止めます。発信された情報の中身ではなく、その情報を誰が発信しているのかということですね。極論を言ってしまうと、“この人であれば騙されてもいい”という人を決めておくんです」
―信頼できる人の情報を信じる、と。千田さんは仙台の大学に通っていらっしゃったそうですが、今回の震災でも考えることがあったのではないでしょうか。
千田「そうですね。震災を通して思ったことは、変な情報を拡散してはいけないということです。買いだめも、情報が原因で起きているわけですしね。人間が極限の状態になるとどうなるか、ということを気づかせてもらいました」
―もう1つ気になったテーマが「恋愛」です。「21世紀は女が男を持ち帰る時代」など、印象深いフレーズが掲載されていますが、千田さんから見て「いい男」とはどんな男だと思いますか?
千田「一言で言うと、麻薬みたいな存在です。抜け出せない、メロメロになる存在。まさにプロフェッショナルな人ですね。実は私もそういう存在を目指しているんですよ。千田琢哉が発信するものなら何でも聞いてみたい、何でも読んでみたい、という状態になるような。今はまだ駆け出しですけれど(笑)」
―それは、先ほどの話の「信頼できる人」ということですよね。
千田「これは本書にも書いていますが、つまらない人の正解よりも、好きな人の不正解のほうが聞きたいじゃないですか。クイズ番組などでも、正解をした人のギャラや人気が一番高いわけではなくて、不正解だけれどもそちらの方が面白くてハッと気づかされるものがあれば、お金も人も集まります。
正解か、不正解かということは優先順位としては2番目以降であって、1番目はより多くの人に気づいてもらうということです。「模範解答よりも面白い」という風に言ってもらえるかどうか、そういう存在になると“麻薬のような男”になれると思うんです。正解を超えるような面白さを考えられる人の方が、実は企画も通るし、何よりもその人に賭けたくなるんですよね。
信頼とはちょっと違うかもしれないけれど、何かをしてくれるんじゃないかと思える人。そういう人が“麻薬みたいな男”ですね」
→インタビュー続きはこちらから
http://www.sinkan.jp/news/index_1907.html
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