【全文掲載】中断期間中に見えた、ガンバ大阪が抱える「光と影」
■リーグ戦では先を見据え、ACLは結果だけを追求する
新エース、アドリアーノが軸となるのは間違いないがその適切なパートナー探しは今後、リーグ戦での躍進を図る上で不可欠。「中盤に置くとシュートの意識が薄くなりがちな貴史を前に置いてみるのも一つの手。そう簡単に2トップの連携も深まるとは思っていない。長丁場のリーグ戦ではいろいろと模索したい」(西野監督)。
ただ、ACLを戦っていない他チームの中断期間中とは異なり、ACLという真剣勝負の舞台で、実戦経験を積み、課題を見出してきたのはG大阪にとってはある意味で収穫だ。事実上、これから開幕するに等しい他チームはこれから課題や修正点を見出すのに対して、すでにJリーグ最多勝監督が率いる大阪の雄には、直面するであろうハードルがハッキリと見えている。西野監督も「中断期間中に公式戦をやっていないチームは不安なはず」と他チームの監督の胸の内を慮る。
■著者プロフィール
【下薗昌記】
1971年大阪市生まれ。大阪外国語大学外国語学部ポルトガル・ブラジル語学科に進学。朝日新聞記者を経て、2002年にブラジルに「サッカー移住」。ブラジルを中心とする南米各国でのべ500を超える試合を取材し、2005年に一時帰国後は大阪を拠点にG大阪を中心にJリーグを追う。日本テレビでは南米サッカー中継の解説も担当する。
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