内径35mもある巨大なプラネタリウムが、NEWオープンの名古屋市科学館に誕生。350席ある指定席から存分に“宇宙旅行気分”を味わえる

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名古屋に世界最大のプラネタリウムが誕生! 昨年8月末からの休館を経て、今年3月19日にオープンした「名古屋市科学館」に、内径35mもある巨大なプラネタリウムが設置されたのだ。さらに、“竜巻ラボ”や“極寒ラボ”など、約200種類もの科学展示が用意され、同所はまさに一大サイエンスパーク。五感で、科学や自然のスゴさ・美しさを感じられる場所となっている。

【写真】まるで万博のパビリオンみたいな“水のひろば”とは!?

■世界最大のプラネタリウムで観賞できる“リアルな星空”がスゴイ!

未来的な雰囲気を醸し出す「名古屋市科学館」新館。円周率やピタゴラスの定理などが描かれたエントランスを抜け6階に向かうと、同館の目玉である新プラネタリウム「Brother Earth」に到着する。

この新プラネタリウムは、“限りなく本物に近い星空”の再現を目指し、内径35mという世界一の大きさとクオリティを備えているのがポイント。 旧プラネタリウムが内径20mだったことに比べると、その巨大さは圧倒的だ。また、ドイツ製の「カールツァイス ユニバーサリウムIX型プラネタリウム」と、コンピュータで計算した星空をプロジェクターで投影するデジタル式の「スカイマックスDSII」が設置されており、中でも、ドームの中央にある球体「ユニバーサリウムIX型」は、かなりの実力派。肉眼で見ることのできる9100個の恒星の正確な位置と明るさ、月の満ち欠けなど、さまざまな天文現象を正確に再現するとともに、内部の光ファイバーで、本来の星に近い、鋭く明るい星像を投影するのだ。ちなみに、スピーカーは70個にも及ぶ上に、シートは左右に30度ずつ回転。同プラネタリウムは“宇宙旅行気分”をたっぷり満喫できる設備となっている。

■高さ9mの人工竜巻が渦を巻く“竜巻ラボ”がスゴイ!

同館の3階と4階を貫く“巨大竜巻発生装置”もスゴイ。横方向の風で回転流を作り、上方より空気を吸い上げることで発生する人工竜巻が、日本一の高さ9mまで上昇するのだ。竜巻の渦の中に入って間近に観察したり、実際に触ってみたりと、未知の体験ができるので訪れてみることをオススメ! 竜巻を上から見ることができる4階にも行けるので、いろいろな角度から見学しよう。

■オーロラが見られるマイナス30度の“極寒ラボ”がスゴイ!

“極寒ラボ”では、極低温の極地で起きる自然現象が観察できる。マイナス30度に耐えるインナー付きジャケットを借りられるが、ここはまつげが凍り、まばたきがくっつく“極寒の世界”…。しかし、全天周スクリーンに映し出される幻想的なオーロラは感動的だ。 他には、氷の実験や、氷の結晶の観察などもできる。

他にも、120万ボルトの放電が青白く光る、エネルギー満点のスポット“放電ラボ”や、水・音・光の多彩な仕掛けがまるで万博のパビリオンのような“水のひろば”など、「名古屋市科学館」には、大人も子供も楽しめる展示がいっぱい。GWは、日本屈指の科学館でアドベンチャー体験してみては?【東海ウォーカー】

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