マドリー・ダービーで注目が集まったのがスペイン代表のキャプテンでもあるカシージャスとスペイン代表の将来を担うであろうデ・ヘアのGK対決だ。今回の直接対決は無失点で勝利したカシージャスが勝ち。しかし、デ・ヘアも度重なるピンチを好セーブで死守。大舞台でしっかりとアピールした。

 特に悔やまれるのが2点目のエジルのFKだ。「FKのゴールは何かできたかもしれない。でも結果的にはああいうゴールになってしまった。どうしようもないね」と振り返った。「後味が悪い試合だったけど、良いゲームをしたと思うよ」と続けたデ・ヘアだが完敗を認めていた。

 カシージャスの一番の見せ場は、後半のレジェスの強烈なシュートシーン。素晴らしい反応で阻止。モウリーニョ監督も試合前にはカシージャスの実力を認め、デ・ヘアよりも上だと太鼓判を押していた。スペインを代表する2人の名GK。両者の比較は今後も続いて行くだろう。

(スペイン通信)