先月16日のリーグ・アン第9節オセール戦で審判を突き飛ばして退場となったボルドーのアルー・ディアラに対する処分が確定した。レキップ紙によると、リーグ規律委員会は4日、本人に対する聴取を行なったのち、6試合の出場停止という裁定を下した。

 ボルドーにとっては、仮処分の期限であった11月10日には出場停止が解ける期待があったことからすると、やや厳しい裁定。しかし前例からすれば6ヶ月の出場停止となるおそれもあっただけに、最悪の事態は避けられたといえる。

  ディアラの出場停止はすでに3試合消化されている。その間チームの成績は2敗1引き分けと、攻守の要の不在が結果に反映している。残るは3試合。対戦相手はヴァランシエンヌ、ナンシー、アビニョンといずれも下位チームであるのが救いだ。その後はリール、サンテティエンヌ、レンヌと上位陣との対決がつづく。11試合を終えて9位と不振のボルドーとしては、あと3試合持ちこたえ、主将の復帰を機に流れを変えたいところだ。

 なお出場停止処分は、代表戦には適用されない。17日には今年最後の代表戦となるイングランド戦が組まれているが、ローラン・ブラン監督が実戦から遠ざかっているディアラを招集するかどうか注目される。また主将に定着しつつあったディアラを欠く場合、誰がその代わりを務めるのかも興味をひくところだ。