爽やかな役どころの多い岡田将生だが、本作では従来のイメージを覆す悪人役に挑戦/[c] 2010「悪人」製作委員会

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2006年のデビュー以来、映画、ドラマ、CM、雑誌と幅広い分野で活躍し、人気を伸ばし続けるイケメン俳優、岡田将生。そんな彼が『悪人』(9月11日公開)では、これまでの爽やかなイメージを一変し、まさにタイトルどおりの“悪人”を演じているのだ。

【写真】岡田扮する大学生・増尾は、被害者の父親にも冷たい態度で接する

『悪人』は、吉田修一原作の同名ベストセラーを映画化した作品で、妻夫木聡が金髪の主人公に扮することでも注目度が高い作品。殺人を犯してしまった孤独な青年・清水祐一(妻夫木聡)と、彼を愛する女性・馬込光代(深津絵里)、ふたりの逃避行をベースに事件に関わる人物たちを描いている。

そんな本作で岡田が演じるのは、高級旅館の息子である大学生・増尾圭吾。事件の鍵を握る重要な人物なのだが、とても性格の悪い男なのだ。劇中では、自分に好意を寄せる女性に対して「どんな男の車にでも乗るんだろ。そのうち誰かが拾ってくれる」いう言葉を吐き捨てて彼女を車から蹴り出し、人気のない山中に置き去りにする場面も。その後、彼女が殺され、自分が犯人だと疑われても「あんな安っぽい女を殺して?」と平然と言い放ち、食ってかかる被害者の父親を突き飛ばすなど、徹底した悪人ぶりを披露している。

現在公開中の『告白』では、かなり空気が読めないものの、真剣にイジメ問題に取り組もうとする熱血教師を演じている岡田。この『悪人』と併せて観れば、彼の演技力の幅を改めて実感することができるだろう。【トライワークス】

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