ミランは25日、チャンピオンズリーグ・グループリーグ第5節で、マルセイユをホームに迎える。決勝トーナメント進出の懸かる一戦を前に、ミランのレオナルド監督は明確な考えを抱いている。つまり、「ドローは狙わない。我々は勝利を望んでいる」。マルセイユとの“直接対決”に向け、レオナルド監督が捧げたほぼ唯一の言葉がこれだ。24日に行われた記者会見の残りは、状況と一部選手のコンディションを明確にするためだけだったからだ。

まず、移籍の可能性が囁かれているジェンナーロ・ガットゥーゾについて、「今はケガをしており、できるだけ早く回復できることを願っている。問題があるとすれば、適切なタイミングで立ち向かうが、私は彼が問題を抱えているとは思わない。彼の問題はケガだよ。私は落ち着いているし、全員に対して非常に誠実でいる。バランスをとることは決して簡単なことではない。だが私は、選手との関係という点では落ち着いている。とにかく、リーノとクラブとは最高の関係にあるよ」と語った。

一方、ストライカーたちのコンディションについては、次のように話している。

「ボッリエッロは念のためのチェックをしており、明日に様子を見る。日曜の試合の後も彼は落ち着いていたし、私は楽観的だよ。だが、何かしらのことはあった。(起用を)決められるのは明日になってからだと思う。インザーギの出場機会が少ない? 私は常に選手たちと話をし、自分の選択について説明しようとしている」

また、クラレンス・セードルフに対し、レオナルド監督は「クラレンスのような選手たちに対して大きな要求はある。だが彼は、集中力と確実性を最高レベルで維持することのできるマエストロ(巨匠)なんだ。だからこそ、あの年になっても、何年にも渡って決定的でいられるんだよ」と賛辞を送った。