1杯3000円!高級ラーメン店の気になる“中身”

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「ラーメン1杯3000円」「完全予約制」「初めての人が食べられるのは1種類のみ」…。そんな型破りなラーメン店が話題だ。東京・中目黒にあるその店の名は「藤巻激城」。もともと池尻に店を構えていた人気ラーメン店だ。

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取材に訪れた記者に「まずは食べてみてよ」と出されたのは、「五味融合美彩麺(赤)」(3000円)。五味(甘・辛・鹹・酸・苦)を基本としたタイのフルコースを、日本の香りと共に一杯の丼の中で融合させた一品だ。

黒と赤の器だったり、花が添えられていたりと、見た目からしてもはや“ラーメン”のイメージではないが、実際に食べてみたらもっとビックリ! トムヤムスープの酸味と麺、魚介類が融合して奥深い味がなんともウマいのだ。トムヤムスープが苦手な記者でもペロリといけた。

が、気になるのはやっぱりその値段。なにゆえ3000円もするのだろうか。

「ひとことで言えば“自信の裏づけ”ですね」と語るのは店主・藤巻氏。「最近は産地にこだわった素材で勝負するラーメン店が多いじゃないですか。でもウチは技術で勝負しているんです。3000円は技術料でもあるんですよ。その証拠に、材料も何一つ高級食材は使っていません。でも、お客さんは『また食べたい』と言って愛してくれています」

たしかに「藤巻激城」のラーメンは、決して他では出せない味だが、店主は味以外にも3000円に込めた想いがあるという。

「“ラーメン店”というより“レストラン”でいたいなと思うんです。だから完全予約制にして1時間かけてゆっくり料理を楽しんでいただきたい。そのために、内装もこだわっていますし、水槽やギャラリーも設けています。お客様には“食べる”以外にも楽しい時間を提供したいですね」

「寒い中、お客様に並んで待っていただくのは申し訳ないという思いから予約制にした」という「藤巻激城」。3000円でこれほど優雅な時間を楽しめるならむしろ安いのかも!? ちょっと変わった“リッチ感”を味わうにはぴったりのレストランだ。 【東京ウォーカー/安藤真梨】

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