■第10試合ライトヘビー級/5分3R
ダン・ヘンダーソン(米国)
Def.3R終了/判定2-1
リッチ・フランクリン(米国)

サウスポーのフランクリンに、ローを見舞うヘンダーソン。続いて強烈な右ストレートをヒットさせたが、追い打ちをかけようとしたところで足を滑らせてバランスを崩してしまう。それでもテイクダウンからトップを奪ったヘンダーソンは強力なエルボーを顔面に落とし、バックコントロールからパンチ、ヒザを落としていく。

立ちあがって距離を取ったフランクリンは。鋭い左ミドルを放つ。フランクリンの左ミドルに合わせ、飛びこんで右フックを放ったヘンダーソンに、フランクリンは遠い距離から飛びこむスーパーマンパンチで対抗していく。続いて、ミドルから左右のフックをフランクリンがヒットさせると、ヘンダーソンも距離を詰め、パンチを見舞っていく。

打撃戦の最中、組みついたフランクリンだが、ヘンダーソンはフランクリンを振り払い、ここで緊張感溢れる1Rが終了した。

2Rも初回のような展開が続いた。ローを繰り出すヘンダーソンに、フランクリンは組み合いの中でヒザ蹴りなど巧みに技を見せていく。ラウンド中盤になると、フランクリンはミドル、パンチの精度を上げていくがテイクダウンを奪われてしまう。

しっかりと押さえつけ、パウンドを落とすヘンダーソンに対し、フランクリンは固いガードワークを駆使する。終了間際にしびれを切らしたように、ヘンダーソンは立ち上がり、拳を落として印象点を稼いだ。

最終ラウンド、フランクリンの手数が増える。ヘンダーソンはバックを狙い、パウンドを繰り出したが、これを切り返したフランクリンは、タイミングよくカウンターを当てていく。

残り時間1分を切って、再びバランスを崩したヘンダーソンが繰り出したパンチが、フランクリンの目に入ってしまう。一旦、ドクターチェックが入り、残り試合時間35秒で再開となった最終ラウンドは、両者決め手を欠いたまま、ヘンダーソンがパンチが振るったところで終了となった。

判定は2-1でヘンダーソンの勝利。「1Rと2Rは僕がとっていた。彼はタフだった。良い試合をした」と語り、次回TUFのコーチ役就任が決定しているマイケル・ビスピンとライバル・ストーリーが展開されることとなった。

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