JUJU(撮影:野原誠治)
 昨年はシングル「奇跡を望むなら...」が2007年度USEN年間総合チャート(J-POP)で1位を獲得したJUJU。今年は4月から12ヶ月連続・全12回開催のカヴァーライブ「ジュジュ苑」をスタートさせ、Spontaniaとのコラボレーション曲、Spontania feat. JUJU「君のすべてに」の着うた(R)等の配信が250万ダウンロードを突破。10月から先行配信を開始したJUJU feat. Spontaniaによるアンサーソング「素直になれたら」が開始から1週間で20万件、13日で30万件、1ヶ月で60万件のダウンロードを記録し、2008年最速ダウンロード記録を次々と塗り替えていく中、11月26日には「素直になれたら」がついに発売となった。

――デビューから4年経ちましたが、10月10日の「ジュジュ苑」は意外にもデビュー後初のニューヨークでのライブだったんですね。

JUJU:向こうに帰っても、今まではそんなに長い間まとめて居られるわけじゃなかったり、特に最近は、帰っても5泊7日とか3泊5日だったりすると、ジャムセッションみたいなのは出来ても、ちゃんとしたライブとなると、リハーサルもしなきゃいけなかったり、全然都合がつかなかったので、「やりたい!」と言っていたんですけど、ようやく念願叶って。ムチャクチャ楽しかったです(笑)。

――日本でやるライブとはまた違いましたか?

JUJU:一緒です。ライブはどこでやっても楽しいんですけど、今回すっごく楽しかったのは、普段レコーディングでしかセッションしたことがないミュージシャンと生でライブを一緒にしたのが初めてだったんですね。その内の何人かは一緒にライブもしたことはあるんですけど、そのメンバー全員でというのも初めてだったし。あと今回、ホーンセクションがいるライブはすごく久し振りだったし、お客さんもゆったりと楽しんでいたし。でも、お客さんの反応とか、やっていること自体はニューヨークでも日本でも全く変らないなと思って(笑)。

――向こうの方が、反応がよりダイレクトだったりとかもなく?

JUJU:もう最近、日本でも私のライブに来るお客さんとかは反応がダイレクトですから(笑)。えらくしゃべりかけてくるんですよね。

――それはJUJUさん自身のキャラクターに、お客さんが影響されているのも多分にあると思いますね。

JUJU:そう。元々アメリカのライブがそんな感じなので、日本でもいつかそうなるといいなと思いながらやってきたら、最近は本当にお客さんもよくしゃべりかけてくれるようになったので。それもあって、あまり差が無いと感じるようになったんだと思います。

――4月から毎月「ジュジュ苑」を続けられて半年が経ちましたが、毎回の選曲のテーマ以外に、何か課題はあるんですか?

JUJU:私もお客さんも最大限に楽しむことですね。

――そういう空気は、回を重ねるごとに浸透している実感はありますか?

JUJU:ありますね。「ジュジュ苑」は本当にやっていて楽しいなと思います。

――ライブ以外に、作品でも他のアーティストのカヴァーをされていますが、カヴァーをすることによって、自分の癖や好みを感じることはありますか?

JUJU:すぐ即興で作曲しようとするんだなと(笑)。結構リクエストの中から歌ったりすると、知らない曲もあったり。知っている気がしたけど、大サビになって「あれ?ここ正確なメロディを知らないな」と思ったりすると、すぐ作って歌うんですよ!まるで元のメロディがどうだったかのように。みんなも「あれ?自分が間違ってたのかな」というぐらい自信満々に歌っちゃうらしいんですね。無意識なんですけど。私の癖は「すぐ作る」。ダメですけどね。ご本人とか、もし観にいらしたら怒るだろうな。「そんな曲じゃねえよ!」って(笑)。

――10月10日が「JUJUの日」に正式認定されたのは、どんな気分ですか?

JUJU:(笑)。どうなんでしょうね?去年、冗談で言っていたことなのに、申請してみるものだなと(笑)。

――こういうことができる環境っていいですね。

JUJU:「このメンバーで仕事ができて良かった!」と常に思いますけど。みんな、ただの勢いと思いつきですからね(笑)。