契約も更新、UFCに専念する弘中、毎試合、負けられないファイトが続く

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19日(水・現地時間)、米国ラスベガスのパームス・ホテルに隣接されたザ・パールでUFCファイトナイトが行われる。この大会のメインはライト級トップコンテンダーの激突、ケニー・フロリアン×ディン・トーマスの一戦だが、日本のファンにとって注目はなんといっても、弘中邦佳の3度目のUFC、オクタゴンへの挑戦であることは間違いない。

対戦相手のチアゴ・ピッチブゥ・アウベスは、先のHERO‘Sミドル級トーナメントを制したJZ・カルバンと同じアメリカン・トップチームの所属で、UFC戦績は6勝2敗。ブラジルで最も激しいバーリトゥードが行なわれているといわれるノルデスチ、セアラーで腕を磨き、ATTのスカウトに見いだされた。ムエタイ出身の喧嘩ファイターは、ATTの所属になって4年で、アグレッシブかつテクニカルなファイターに変身した。UFC2敗のうちの1敗は弘中同様、ジョン・フィッチに喫したもの。フィッチ戦後はWECタイトル・コンテンダーであるジョン・アレッシオ、そしてトニー・デソーザを破り、二連勝中と決して生易しいマッチアップはないUFCらしい厳しいカードとなっている。

一方、これまでUFCでは1勝1敗の弘中。前回の勝利から5カ月振りのオクタゴンとなるが、この間、みっちりとケージ+ヒジ対策をこなしており、タイトル戦線浮上に向けて、負けられない戦いに挑む。