「心身ともに限界…」毎晩、騒音トラブルを起こす強面男性が静かになったワケ。近隣住民が考えた“奇策”とは
近隣住民の質が運任せなことをガチャに例えた言葉です。中にはそれがきっかけでストレスを抱え、我慢の挙句引っ越さざるを得ない人もいるのだとか。
国土交通省が公表している『令和5年度マンション総合調査』でも、マンション内で発生するトラブルの中では“居住者間のマナーをめぐる問題”が大きな割合を占めています。
その中でも生活音やルールを巡る悩みは身近な課題として挙げられています。管理会社や管理組合に相談しても、すぐに解決しないケースは決して珍しくないようです。
◆静かな田園地帯のマンションを襲った「ブォーン」という騒音
周囲にはまだ美しい田園風景が残る郊外の小規模マンション。その2階に住む芹沢さん(仮名・31歳)は、少し前まで豊かな自然に囲まれた暮らしを満喫していました。
しかし最近、ある不快な騒音に悩まされるようになったといいます。
「敷地内の駐車場から、重苦しい車のアイドリング音が毎晩のように聞こえてくるようになったんです。当時はちょうど真夏。ただでさえうるさいエンジン音に加えて、エアコンと連動する冷却ファンの『ブォーン』という音もあり、その騒音にストレスを感じるようになりました」
都心に比べれば涼しい夜風が吹き抜ける地域のため、本来であれば真夏でも窓を全開にして心地よく眠れるはずでした。
しかし、その騒音のせいで芹沢さんは窓を閉め切り、わざわざエアコンをかけて寝ることを余儀なくされたといいます。
十分な睡眠が取れない日々が続き、芹沢さんの心身は限界を迎えていました。
◆最近越してきた101号室の強面の男性が怪しい
そんなある日の会社帰り、芹沢さんが自宅へ向かうバスの車内で、偶然にも同じマンションに住む隣人の女性が隣の席に座ってきました。
お互いに挨拶を交わすと、女性の方からぽつりと言葉が漏れたそうです。
「『最近、寝不足が続いていて……私みたいなおばさんはもう体がつらいわ、はは』って、疲れ切った笑顔で話しかけてこられたんです」
芹沢さんもまさに同じ悩みを抱えていたため、話題は一挙にヒートアップ。やはりお互いに、あの駐車場のアイドリング騒音に酷く悩まされているとわかりました。
